不思議と和む、雰囲気のいいドキュメンタリーだった。
何かを作る人ってのが元々好きだし、古材にもそこそこ興味があるし、それでギターっていうのがね。
私はギターはもちろん、楽器はほぼ出来ないに等しい。ピアノもちょっとだけ、今はウクレレを３ヶ月前から（自粛中の手習程度で）。でもここのギターは欲しい、とちょっと思った（笑）古材で作るギター、一から手作りの感じもすごくいい。見習いの彼女のウッドバーニングはあまり趣味ではなかったけど。でも彼女はいい子だね。
ここに登場する有名人でわかったのはルー・リードとチャーリー・セクストンとジム・ジャームッシュくらい。チャーリー・セクストン、ものすごく久しぶりに見た。アルバム持ってたかも（笑）歳とって渋くなって、さらにカッコよくなっててちょっとドキドキしました。
それと代わる代わるやってくるギター弾きの奏でる音の心地よさ。これは人生狂うし、狂っても後悔しないかもね。
いま音楽関係は苦しい状態だけど、終盤、世に出る楽曲の裏の部分を語ってる人がいて、こうやって真摯に楽器を作る職人、楽器を奏でる人に奏でる場所とそれを聴く場所を提供しているライブハウス、そういうことが合わさって私たちは音楽を楽しめているのだと、その人の話を聞いて改めて感じました。穏やかだけどジンとくるドキュメンタリーでした。
