カーマイン・ストリート・ギターの作品情報・感想・評価・動画配信

「カーマイン・ストリート・ギター」に投稿された感想・評価

ワンコ

ワンコの感想・評価

4.2
ギターの形のケーキも三角カット
ちょっとしたライブを聴きに行った感じだった。
ニューヨークの建物の廃材を使って作られるギターは風合いだけでなく、音や響き方も違って、また、店を訪れるギタリストの奏でるスタイルも音も異なり、これ程、千差万別なんだと改めて思う。
おまけに、ジム・ジャームッシュまで登場して、なんか得した気分にもなった。

最近は、日本人の日本人による日本人礼賛番組が多いように思うが、世界のあちこちにも、こうした手仕事を大切にして、リサイクルを通して、作品に魂だけではなく、歴史も刻み、沢山の人を魅了する職人がいることは、もっと多くの人に知ってもらえたらなと思った。

リックが、廃材の傷は、人が顔に刻んだシワと同じなんだと言う。
リックのギタリストに向けたメッセージは、時には詩のようでもあり、場合によっては哲学のようでもあり、そして、寄り添う言葉となって心に響いていく。

シンディへの気遣いも、シンディのリックに対する感謝にも、何か胸が熱くなる想いだった。
そして、ギターの形のシンディ5周年記念ケーキも、結局は三角にカットしちゃうのかと思って、少し笑わせてもらった。

なんかステキなドキュメンタリー映画だった。
因みに、インスタでカーマインストリートギターズに行くと、ちょっとだけギタリストの演奏シーンがあります。また、シネマカリテに展示してあるギターもちゃんとアップされてました。
是非、チェックを!
花椒

花椒の感想・評価

3.3
昨日マツコの知らない世界で流木を使った家具職人が出てきて有効利用すればまた新たな生命が宿るんだなあ、とちょっと感動していたら今日、この作品レンタル開始の通知が来ました。

出てくるミュージシャンで知っているのはチャーリーセクストンくらい。彼は今ボブ・ディランのバックバンドの一員なのは以前から知っていた。
ジャームッシュって音楽は完全に趣味だよね?

ドキュメンタリーで登場者それぞれのエピソードだから時間は緩く流れ、途中ウトウトが何ヶ所か。

9月頃新宿シネマカリテにて。
Ayumiss7

Ayumiss7の感想・評価

4.0
ニューヨークの建物の廃材を使って作るギター🎸
「え、これドキュメンタリー映画なの?」って
何度も疑うくらい、お店の3人が素敵!

ギターもギタリストの知識もまるでないけれど
リックの作るギターから奏でられる音が素敵過ぎて、涙が出てきた。
🌲🌳ニューヨークの建物になった後、こんなかっこいいギターになって、さらにかっこいいギタリスト達に愛用されて、その音を聴く人たちを魅了して😳木も建築家も大工さんも、建物に愛着のある人たちも、みんな幸せだな!

初めて行ったシネマ・カリテも、良い映画館で好きになった😍
hrm

hrmの感想・評価

3.5
スタイリッシュな映像とわくわくするギターの音色にぎゅっと心を掴まれたオープニング。
お店を訪ねてきたアーティストと廃材ギター職人リックさんとのやりとりや、古材や道具がびっしり詰まった秘密基地みたいな工房に終始どきどき。
自分の中の「男の子」の部分が刺激され、元気になる一本でした。
映画が終わったら「SMOKE」が観たくなってた。


BSで土曜の深夜にやってそうなぼんやり見れる番組(いい意味で)を映画館でぼんやり見れる多幸感を味わいました


生業を誇りにしている人は見てて本当にかっこいいです
見てよかったなあ
仕事終わりにダッシュで駆け込んで見た。
会社の人たちも見てて、賛否両論あったけど、わたしはスキ。
ギターの音で耳が幸せ。職業柄、職人さんのすごさ大切さはすごく実感する。今回の場合は、職人さん+デザイナーになるのか。その人の人柄に惚れて、ギターの音にも惚れて、職人さんもお客さんもお互いを大事にしてる。すばらしい。
自分の中では、女の子だから、若いから、ってばかにされるときもあるけど、やることをやるだけって、そんなところも響いてしまった。
そう広くない間口の店先、その奥に工房がある
店主はギターを仕上げると、誇らしげにショーウィンドーへと移す
昔ながらの手法で造り上げられるエレキギター
5年前に自分で弟子入り志願した女のコは、「こういう風にしか作りたくない」と
いい言葉だなと思う

店主のもとに、次から次へと大物そうな人たちがやってきては、ギターを弾いたりおしゃべりしたり
1人だけ、ボブディランバンドって単語にだけ反応できた

店主は、ギターもギター作りも大好きなのが伝わってくる
何かをものすごく好きな人を観ると、とても嬉しくなる
みんながそういうものに出逢えたらいいのに!

この店では、歴史的建造物の廃材を活かされている
もしできるなら、首里城の柱の残っているところが使われたらいいのに、とチラッと思った

ギターは全部、中が空洞だと思ってた私でも楽しかった
ギターが弾けるって良いなあ✨
ものを作るって良いなあ✨と、ずっと口元がゆるんでいた80分だった
cocoa

cocoaの感想・評価

3.8
ギターを丁寧に作る職人さんがカッコいい!使う人たちに愛されているだろうこだわりのお店。静かだけど、強い想いが伝わってくるような作品。もっとギターのこと知りたくなる。
なんでも使い捨てができるような時代に物を大切にすることを思い出させてくれました。
店に飾られたロバート・クワインの写真がいつも傾いてしまうのが非常に良い!
マーク・リーボウ、ビル・フリゼール、レニー・ケイ、チャーリー・セクストンなど続々と登場するが、ルー・リードのテクニシャンをやってた人の話が興味深かった。
「素敵」という言葉しか思い浮かばない。

自分にとっての “真実” を自分なりに歩み続けて、今の“場所”にたどり着いて、淡々と日々を そこに注ぐ人たち。魅力的。

(音楽に関わる映画でありながら)根底に静けさが全編で横たわる映画。それは 入念に “作り込み” した作風のせいもあるだろう。

ドキュメンタリーだが、どのシーンも 事前に しっかりセッティングされた撮り方(店主のリックが店へ自転車で出勤する時も、特定のミュージシャンが来店して話に花を咲かせる時も、常に 事前に 固定カメラが 必ず据え置かれて、会話も両者のアングルがしっかり固定カメラで捉えられる)。

ちょっと “作られすぎて” いて、慣れてない人には違和感を生むかもしれないが、本作では 逆にこの作風が、店主=リックの生真面目さをなぞっているようで、個人的には微笑ましく感じる。

“弟子”のシンディとの関係性や出会いのエピソードも、素敵。

ある面では まったく違う志向性や守備範囲を持つ2人が(“師弟”でありながら)お互いに受け取り与え合う なくてはならない関係になっているのが、これからの時代に向けての大きな “希望” とも感じる。

彼女の誕生日シーンは、ささやかだけどジーンと来たなぁ。

どのミュージシャンとの店内での会話も、それぞれ違った内容・話題で、でも どれも深すぎて宝物だらけだったけど(故 ルー・リードの逸話とかも次元が違った)、
最後の方に チャーリー・セクストンが出て来た時には、思わず声が漏れちゃったなぁ。

どこを取っても、人生と真実の物語。

そして やっぱり、エンド・クレジットの「いかなるヒッピーも、この映画では危害を加えられていません」(よく映画にある動物愛護の文言のパロディ)には笑った(笑)

単なる “ほのぼの” じゃなく、自分の、すべての原点に還る時間をくれる逸品。
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