紫のみなと

私のニューヨークの紫のみなとのレビュー・感想・評価

私のニューヨーク(2018年製作の映画)
2.1
癌の告知を受けた女性が主人公の映画であるならば、もっと真面目に作成して欲しかった(真面目だったでしょうけど)。
サラジェシカパーカーはキレのある優れたコメディエンヌだと思いますが、延々と出ずっ張りで余命宣告を受けたのちの刻々と過ぎていく時間の経過、その心理を演じて観客を釘付けにすることができるタイプの女優ではない。超人気歌手という設定ですが、歌うシーンも何も伝わってこない。ほんとにミスキャストだと思いました。そしてこの映画が何を伝えたかったのか全くわからない。態度の悪過ぎるタクシードライバーと心を通わすラストもポカン、ぜんぜん似てないジャクリーンビゼットがお母さんというのもポカン、色々不明な点が多い映画でした。