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運び屋のkazuかずのレビュー・感想・評価

運び屋(2018年製作の映画)
3.6
90歳目前のクリント・イーストウッドが監督・主演をはった最新作!

87歳で麻薬の運び屋となった老人の実話に着想を得た作品ということです。

園芸で大成し名を馳せた一人の男。仕事一辺倒で、家族にも見放され、インターネットの普及で自身の園芸ビジネスは終焉となる。偶然、出会った男から運び屋の仕事を紹介され、お金に目が眩み泥沼にハマっていく過程が描かれてます。

悲壮でクライムなストーリーに見えますが、そこは、クリントさんらしい演出で、言いたい事をガツガツ言う爺さんのロードムービーとも言える展開になってました。見放された家族との再生も描かれ、サスペンスというよりはヒューマンドラマ要素の高い内容だったかと。なんと、ベッドシーンまでも?! 同じ偏屈爺さんと車を描いた『グラン・トリノ』に比べると、だいぶ物足りない内容でしたが。。。 『アンタッチャブル』で脚光を浴びたアンディ・ガルシアが出てましたが、切符のいい中年太りのオッサンになってて、ビックリしました。笑。まぁ、だいぶ経ちますからね。ブラッドリー・クーパーの存在感はいまひとつでした。
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