だい

スパイネーション/自白のだいのレビュー・感想・評価

スパイネーション/自白(2016年製作の映画)
3.8
韓国で、
体制に阿らなかったために大手メディアを解雇された人たちが作った独立メディア「ニュース打破」による国家の欺瞞を暴くドキュメンタリー。
韓国版の「はりぼて」的なやつ。



何かあれだ。
あの国の問題の本質を見た気がするわ。


成果を上げるためなら、
どんなでっち上げでも行う。

この国家情報院って、
前に「KCIA 南山の部長たち」で描かれていた、
大統領暗殺事件起こしたKCIAと同じ組織よね?


結局あれだ、
権力争いのためなら、
手段を選ばない。
って。

勝ったほうが正義で、
負けたほうをいかようにも裁く権利があるって。


そんなあの国の国民性と、
こんな機関の相性最悪やん??



どうしても自分たちの都合に合うようにしたいからって、
他国の国際間文書まで偽造するとか、
普通にやばいってもんじゃねえぞ!!


日本とあの国との間の様々な問題が、
こうやってでっち上げられてきたんだなって。


このスパイの件だって、
公的にあいつはスパイだ!って発表して、
メディアもあいつがスパイだ!って決めつけて、

ニュース打破がなかったら、
そのままスパイとして死んでいったんだろう。



そのあり方が、
CIAとかよりもゲシュタポ的な国家情報院。

そんなのが幅を利かせてる国で生まれ育ったら、
そりゃああんなんなるんかもな。
とか。

偽造に偽造を重ねて、
そこまでして自分たちの都合の良いように。

失脚した大統領が非業な末路なのとか、
あれだってそう考えると、
どこまでが真実なのかわかったもんじゃねーな。


そこに切り込む独立系メディアの誕生。
身が心配ではあるけど、
何かが変わるのかもしれないな。
だい

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