SAVE

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者のSAVEのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

うーん…ジュラシック・ワールドシリーズは正直1作目だけで良かったかな。
⚠以下酷評しかないです。すみません。











恐らく過去最高数の恐竜たちが出演し、キャストもワールドのメインキャストにパークシリーズのアラン・グラント博士(サム・ニール)、エリー・サトラー博士(ローラ・ダーン)、イアン・マルコム博士(ジェフ・ゴールドブラム)の3人を加えての豪華キャストが揃う今作。
ジュラシックシリーズの一応の最終章とうたっているのもあって、往年のファンも喜ばせようという計らいなのは良いけれど、少々あれもこれも数を盛りすぎた感が否めない出来となってしまったんじゃないかというのが正直なところ。

恐竜は数は出るけどそれぞれ大きな活躍があるわけではなく、さしたる前フリもなくぱっと登場しては即退場の繰り返し。キャストは豪華すぎて誰にも死亡フラグを立てるわけにはいかず、誰一人大怪我もなく迫り来る恐竜をかわしていく。今作で最大の恐竜として登場したギガノトサウルス、こいつによる犠牲者が1人もなしっていかがなものか。ジュラシック・パーク1作目にあったような、ドスン、ドスンと足音を響かせて迫り、さっきまで隣にいた人を食いちぎる、そんな恐竜の恐怖は今作には全くと言って良いほど感じられなかった。
ぶっちゃけた話、虫嫌いな自分にとって巨大イナゴの大群が子供たちに迫ってくるシーンがダントツで怖かったです。
いや、これジュラシックシリーズだから!なんで巨大イナゴ!?恐竜観に来たのにスクリーンでなんでデカい虫見せられなきゃならないの!?しかもワールド2作目以降の人類にとって1番ヤバいのってイナゴによる食料危機なの!?絶対違うでしょ!?人間社会に解き放たれた恐竜じゃないの!?
それに大量繁殖したイナゴを駆除する為にまた改良したイナゴって!いやいやカオス理論は!?人間の思うようにならないのが生物じゃなかったっけ!二次災害の危険性あるんじゃないの!?

結果的に、恐竜より終始イナゴが怖い映画でした。人間社会に解き放たれた恐竜達とは頑張って共存するしかないらしいです。2のラストから何も進展してないやん……

あと、個人的にクレア・ディアリング(ブライス・ダラス・ハワード)の行動に苛つく部分が多かったです。自分たちで作った恐竜が世に出て人を襲ってるんだからさ…生み出した命に対する責任って恐竜の保護かな……そうなのかな……?2作目から疑問に思ってた部分ではあるけど今作でも考え変わらずか……そっか……。
それから巨大な爪を持つテリジノサウルスとのかくれんぼ、テリジノサウルスって後から調べてみたら草食らしいじゃない?鹿を巨大爪で薙ぎ払ったのはその下の草食べたかっただけっぽいのに、その後ろでゴソゴソやって興味を引くクレア何してんのマジで……?恐竜保護を言うくせ恐竜への知識無さすぎでしょ……

うぐぅ、不満を言い出したらキリが無い。ワールド2作目からうっすらと危惧していた、ジュラシックシリーズが質の悪いモンスターパニック映画になってしまったことがついに確定してしまった作品でした。
なんかまだ続編やるかもみたいなこと言ってるって噂もあるけど、もうここまでにして欲しい……
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