わじ

キャッツのわじのネタバレレビュー・内容・結末

キャッツ(2019年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

ミュージカルの金字塔「キャッツ」の映画化
その実態は…もう勘弁してください!って作品

前評判がエゲツなかったので
期待と不安を抱えながら視聴したけど、
個人的にはハマりませんでした

一番の理由は猫+人間のリアルさがダメでした…表情や身体のシルエットが気になり過ぎて全然作品に入り込めなかったし、冒頭のGで、完全にアウト

もちろんキレッキレのダンスや使われるメロディ、キャッツの代表曲でもある「Memory」は素晴らしく、鳥肌モノ!

でも、ラストのあの語り掛けは一体何なのか…舞台版を見ていないのでわからないけど、頭が追いつかなかった

キャッツはストーリーがシンプルなので
歌とダンスが舞台版の最大の魅力なんだろうけど、今作は猫をいかにリアルに見せるか、に最大の労力を注いだことが裏目に出てしまったのでは?と思う

ライオンキングのようにCG映画の魅力として「いかにリアルに見せるか」がトレンドになっているが、今作はリアルに見せた結果、魅力の1つでもあるダンスパートが希薄になり(これはカメラカットにも原因ある)、ゴミを漁るシーンやGなど、そこまで見たくないよ!って所まで描写してしまい、本来見せたかった所以外に目がいってしまうし、人によってはそのリアルさがNGという負の連鎖に陥ってしまっている

ただ一つ思うのは、「キャッツ」という作品自体が悪いわけではないと確信しているので、ちゃんと舞台版も見てこようって思う作品でした
わじ

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