わじ

ワイルド・スピード/ジェットブレイクのわじのネタバレレビュー・内容・結末

4.1

このレビューはネタバレを含みます

懐かしのTOKYO DRIFTメンバーが集結!壮大な兄弟喧嘩で街を、車を破壊しまくる痛快ムービー。

◯感想
2日間でワイスピシリーズ全作詰め込んで見てきましたが、安定の面白さでした!頭空っぽでも見ていられるし、物語の繋がりが新鮮なまま見れたのがよかったけど、一作目から見ていて、そもそもあなた達っていつの間に世界を股にかけて活躍をする集団なんでしたっけ?という思いががどんどん膨らんでいく作品(こんなこというのは野暮ですね笑)
スーパーコンボのラスト、ロック捜査官(ライアン・レイノルズ)のくだりを完全に無視した本編開始もさすがワイスピ(笑)でした!ホブス(ドゥエイン・ジョンソン)との次回作に期待です。

久しぶりにドミニク(ヴィン・ディーゼル)が活躍するのは興奮したし、何よりミア(ジョーダナ・ブリュースター)の登場、そしてハン(サン・カン)の復活にテンション爆上がりでした!短髪だったからか当時の色気が減退していたように感じたのは少し残念だったけど、昔の仲間が再登場するのはどんな脚本であれ、好きなキャラクターだっただけに嬉しかったです。

◯豪華なカーアクションは見ていて爽快
ワイスピといえば迫力満点のカーアクションですが、今作の見所は冒頭の地雷原を駆け抜けるシーンだと思います。地雷地帯という設定で実際に敵に追われつつ爆発をかわしながらその間を縫うように進んでいくカメラワークは見ていてハラハラしました!都会に行ってからは磁石で色々くっつけたり、装甲車が思いっきりひっくり返ったり「CGやってるなぁ!」感が強くて個人的には冒頭の迫力には負けてしまった印象ですが磁力を使ったアイディアは面白かったです。これまで車にとどまらず、飛行機、原子力潜水艦、超高層ビルの間を「飛ぶ」車などいろんな乗り物が出てきましたが、ついに今作で宇宙空間まで辿り着きましたね。さらっとDRIFTメンバーが活躍していたのは懐かしかったです。地上から水中、空中、宇宙、サイバー空間と戦う場所がどんどん拡大していくワイスピ、次回はどこで戦うのか今から楽しみですね。

ハンを探しにいく設定で東京のシーンも描かれていましたが、TOKYO DRIFTの時とあまり変わっておらず、新宿二丁目〜三丁目っぽい裏路地にネオンという日本人からしてもちょっと違和感ある感じでした。やはりラーメンは日本が誇る文化なんだと再認識する一方、全く手をつけない2人が妙に気になってしまいました(笑)

◯ワイスピの中で生き続けるブライアン・オコナー
一気に全作を詰め込んで見たからこそ、ブライアンの存在がワイスピシリーズの中で占めている大きさを実感します。ドミニクのよき理解者であり、バディであり、またライバルでもある。彼が一人いることでチームとしてのバランス、絵面が締まって見える存在感は本当に貴重なキャラクターでした。今回は兄弟喧嘩が発端なのでミアだけが参加することもある種納得いくのですが、次回作ではどういった描かれ方をするのか、そもそも登場するのか今から楽しみです。現実ではすでに亡くなっているブライアン・オコナー(ポール・ウォーカー)。今作を見て、彼がどれほど重要な存在なのか、どれほど愛されているのかを再確認することができました。ドミニクがリトルBを見つめる笑顔、そしてラストに(おそらく)ブライアンが到着した時のドミニクの笑顔、このシリーズの中で生き続けているブラインアンの活躍を願ってやまないワンシーンでした。

◯個人的に好きなシーン
・オープニングのユニバーサルピクチャーズロゴが古いものだったので、調べたところ冒頭はドミニクの父がカーレースをする過去のシーンからだったため、旧ロゴを使用したようです。粋な計らいです。
・サイファー(シャーリーズ・セロン)がミッション失敗して電源が落ちた時に横顔のアップになるカットが美しすぎました。ショートカットも素敵でした。

次回作が前後編分かれて最後と言われてるワイスピシリーズ。因縁のショウにハンが会いに行って終わるという、続編が気になりすぎるラストだったので今から楽しみです!
わじ

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