あの悪名高きシリアルキラー、テッド・バンディを斬新な手法で多角的に切り取り捉えた作品。
それは敢えて犯行の瞬間は描かず、超客観的に彼の普段の日常を捉え続けた点にある。
その角度と彼の揺るぎない自信の力で、彼は本当に無罪なのでは?と錯覚すら起こしてしまう。
実際サイコパスの一言では片付けられない不思議な魅力を感じてしまうのが何とも悔しくもどかしい。(サイコパスゆえなのかも知れないが…)
こうしてまさしく人は見た目が如何に重要なのかを思い知らされるのだ。
そしてこれにてザック・エフロンのアイドルイメージも脱却完了だろう。