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キングスマン:ファースト・エージェントのAirconのレビュー・感想・評価

3.8
これは良かった。
歴史の入れ方◎
歴史詳しい人はニヤニヤしながら観れるんじゃないかな。
そこまで詳しくない人は史実とどこが違うのかわからないから、観終わった後に確認しないと変に覚えちゃいそう。
まったく知らない人はたとえ変に覚えても大枠は一緒なので少なくともプラス。
自分は二番目だったので、どう史実と違うか確認するのが割と大変だった。
ようは歴史の裏側に2つのスパイ組織があるという設定。
一つがキングスマンチームで、もう一つが羊飼いチーム。


ビートルズ、ハリーポッターの次に英国人が自慢したいものを詰め込む、英国ナショナリズム感はだいぶ減った。
むしろアバンのボーア戦争Ⅱの南アの矯正キャンプとか、同じ白人、普通にオランダ人なのにこの扱いは、そりゃホロコーストも生まれるわ。。。と言った感じ。

ここの母の「人は平等なんだから」が、映画的にはそのままの意味っぽいんだけど、その存在自体をもってして平等を否定する貴族が「人は平等なんだから、寄付しないとね」って、「皮肉」なのか「道徳的」なのか混乱した。
自分が本気のリソース供出側にはなる気は無いいつもの感じ。
NYCの移民賛成派みたいな。

皮肉にしか見えない道徳的な描写で、「また倫理観ズレてるのかな、、、」と序盤から不安になったけど、これまでの『キングスマンシリーズ』の中では唯一普通に乗れた。
レイフファインズパワーも大きい。



サラエボ事件の再現〇

ラスプーチンの再現〇

塹壕戦の不毛さ〇

ウッドロウ・ウィルソンはステイツマンをロックで持って来させる。

カシミヤの産地。。。

これは『イングリッシュペイシェント』!

ヴェルサイユ条約は厳しすぎて、次の戦争につながりかねない。。。
イギリスはケインズもいたしな。

ミステリー的な犯人は、普通にコイツだけ残ってた。
動機は弱いのでミステリー的には全然微妙。。

ヴィクトリア女王が死んではじまった20世紀の戦争のヴィクトリア女王の親戚同士のケンカという側面〇
ヴィルヘルム2は実際はもっとヤバそう。
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