塚原直彦

アンカット・ダイヤモンドの塚原直彦のレビュー・感想・評価

アンカット・ダイヤモンド(2019年製作の映画)
4.1
ここまで我々観客が振り回される作品は極めてレア。
冒頭から荒れ狂うような情報量と様々な構成が重なり合う、クライムサスペンス&ブラックコメディ。

眺めているだけで頭が痛くなる程の胡散臭さ満点で超曲者の宝石商を、アダム・サンドラーが怪演。
持ち前の何とも憎みきれない存在感で徹頭徹尾喋くり倒し、新境地を開きながら彼の独壇場。

目の前のトラブルを常にギリギリで回避し(それはたまに失敗するが)、何とか生きようともがき続ける姿は誰しもどこか他人事に思えないはず。
彼のエネルギーの片鱗を浴びて皆ポジティブに生きるべし!
ちなみにNBAに詳しければ更に10倍は楽しめちゃいます。
塚原直彦

塚原直彦