このレビューはネタバレを含みます
12歳のマックス、ソー、ルーカスは、イケてない部類の仲良し3人組。
唯一女の子に不思議と人気のあるマックスは、同学年の女の子ブリクスニーのことで頭がいっぱい。
イケてる女子メンバーからパーティーに誘われたマックスだが、そのパーティーはキス初体験のマックスには、敷居の高いキス・パーティーだった…。
感想。
思春期に憧れる少年達の背伸びが可笑しく笑えるブラック・ジョーク満載のコメディ冒険ドラマ。
主役3人組が演技力高く、顔に似合わず歌のうまいソーが悪魔で、黒人のルーカスが天使の囁き役になる三角構図が、まるでカトゥーンアニメを見ているようで笑える安定感あるコメディで、子供向けなのにセリフがアダルトなジョークという、展開が所詮子供なのにこっ恥ずかしくない不思議なセンスのある作り込みが可笑しいです。
やたらと大人っぽく仕切る女子メンバーのアジア系ボスが、カースト制度の学園モノによくいるキャラなのに、あまりの低年齢に笑えてしまって吹き出しました(笑)
全然マッチしないHIPHOPやR&Bが、ズンズンかかって逆にバカバカしい子供の冒険が、効果的になる不思議さもあります。
そして声変わりすらしてない幼い子供達の可愛さに癒やされてしまう不思議さもあって、何から何まで斬新な作品になっているのが面白さでありました。
カメラ構図のうまい監督でして、ペイントガンでドラッグを奪うシーンなどは、スローモーションを多用してさながらガン・アクションそのものに見えるから不思議です(笑)
あれだけ相思相愛の初恋を実らせたマックスの恋の行方が可笑しくて可笑しくて、ラストに見せるそれぞれの新しい進む道に感動しながら、楽しく鑑賞させていただきました。
3点を付けさせていただきました。