大ヒット作品『君の名は。』の新海誠監督の次回作という、あまりに高すぎる期待を背負った本作。もちろんテーマは違うけど前作とフォーマットが似すぎてて狙いにいった感つよ。
新海誠監督って基本的に描きたい本質はずっと変わってないんだろうな。それに物語が前提ではなく描きたいテーマとシーンが先行して物語を作ってるイメージ。今回もバチバチにRADの音楽も駆使してドヤァな名シーンがいっぱい。秒速5センチメートルのone more…も名PVだったし得意分野すぎる。(褒め言葉)まああざといっちゃあざといんだけど結局その世界の絵が抜群に美しく楽曲も素晴らしいからまぁええやんってなるのよ。だけども！今回はラスト盛り上げにこれでもかってぐらい野田洋次郎詰め込まれすぎてエンドロールの時点ではやや興ざめ、全部クライマックス級すぎて。好きなんだけども。
天気って日常に溶け込んでるけどタイミングや人によっては大事件にもなり得る。だからそれを操作することは他人の人生を揺らがすことにもなる。テーマはすごく好きだったからその代償の逃避行の結末がただの10代の盲目な恋に終わった感が否めなかったのでやや消化不良、、、それにしても凪くんのキャラと声が優勝すぎた。帆高の熱量も好き。
