結局カレー

プリンセスと魔法のキスの結局カレーのレビュー・感想・評価

プリンセスと魔法のキス(2009年製作の映画)
3.1
星に願うだけではダメなの、と自らの力で夢を掴み取ろうとする友情努力系主人公ティアナ。ヒーローに助けてもらうプリンセスというディズニー作品のイメージとは打って変わって、迎えにきてもらおうだとか受け身じゃ甘いのよって姿勢いいね。ディズニーの転換点?やっぱ社会の様相は作品にも反映されゆくわけで今後は1人で生きていくと決意するプリンセスだとかLGBTQだとかも描かれていくのかしら。

セオリーから外れている点で言えばシャーロットがすごく良い子。だいたいこのポジ、ティアナを見下してるか嫉妬にまみれて虐めてきたりするのに、貧富の差があってもリスペクトがあって揺るがない友情が築かれてる。そうだよこういうのがみたかったのよ。ガチお金持ちはマジで人の幸せを喜べる人間だし、何よりキュートだった。

人間に戻りたくて奮闘するけど、戻ってどうなりたいのか、何を得たいのか、ママ・オーディの問いが本質を突く。自分の夢を追ってがむしゃらに生きるもよし、王子様と結ばれてプリンセスになるのもよし、でもその先を見据えてなければねー。結構身に刺さる話だった。
ディズニー作品のワニってなんかいいよね。