結局カレー

メアリと魔女の花の結局カレーのレビュー・感想・評価

メアリと魔女の花(2017年製作の映画)
2.7
ジブリ出身の監督・プロデューサーが立ち上げたスタジオポノック作品。魔女宅、猫の恩返し、千と千尋、もののけ姫…とジブリのオマージュ要素強すぎん?と感じてたものの「ジブリの血を引いた作品をつくる」というスタジオ設立の経緯を踏まえると米林監督の1作目の作品としては「ジブリ脱却」としてかけ離れたものになるよりジブリが彷彿とされるつくりで良かったのかもしれない。

ストーリー自体はちょっとポンコツな女の子が運良く魔法の花を手に入れて言いつけ破って森に入るわ調子乗っちゃって魔法学校入学まで漕ぎつげちゃうわピーターを生贄にするわマジで自分で蒔いたタネによる大巻き込み事案やーんぐらいでピンとこなかった。登場人物が少ないからか世界観の広がりもなく物足りなさは否めなかったなー

声優陣も俳優としては好きだし上手いんだけどキャスティング的には微妙…ゼベディおじさんとか見た目のチャーミングさに対して良い声すぎるやろ。笑 名だたるキャスト陣すぎて喋るたびに俳優の顔が浮かんでしまったかな。消えない佐藤二朗節。天海祐希の声優力には毎度脱帽。

アニメーションとしては好きだったけど、物語としていまいち入りこめない物たりさがあったかな