結局カレー

約束のネバーランドの結局カレーのレビュー・感想・評価

約束のネバーランド(2020年製作の映画)
2.8
原作未読。でも読んでもなくてもわかる、どうやっても実写化すると波紋を呼ぶ題材でしょ。一応みんな外国人?と思われる世界観を作り出すのが難しいことは進撃の巨人で学んだし原作通りの年齢設定でキャスト起用しようとしても緊張感を持たせることができてかつしっかり説明台詞を話させるとなると芦田愛菜級が3人必要になる。改悪と言われても実写化するから必要な変更だったんじゃ?浜辺美波11歳!で押し切る方が無理あるし…

にしてもこの世界観の作品を主要キャスト5人で挑むの渋いよな。北川景子がナイスファイト。たった1人で子どもたちの脅威となる存在、圧倒的美貌により威圧感もあって良かった。渡辺直美も悪くなかったけど恐怖と笑いのギリギリを綱渡りしててたまーに「あれピカルの定理でみたことあるような…?」みたいなコント師・渡辺直美が頭をよぎってしまった。嫌いではない。笑 子どもたちもエマ・ノーマンでだいぶ空気を引っ張っていこうとしてたけどね、ただレイ、、、ぜったい普段こんな言葉遣いしないだろうし素直な子が頑張って悪ぶってんだなって感じで悪いけどノイズだった、、

ここ数年の少年漫画は捕食がトレンドなんかってぐらい喰われる話多いな。脱獄までのストーリーは予定調和もあって正直そんなにおもしろいとは思わなかったけど健気なエマたちに対するイザベラの諦観や愛情にはグッとくるものはあって良かった。いやー北川景子がんばった。