結局カレー

ある閉ざされた雪の山荘での結局カレーのレビュー・感想・評価

ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)
2.6
「ある閉ざされた雪の山荘で」というタイトルなのに、雪はまったく降っていないという。密室空間でおきる殺人が芝居なのか事件なのかがわからないワンシチュエーション・ミステリー。王道なんだけど「犯人はこの家にいる誰か」的な登場人物みんな疑わしい展開、結局好き。

一夜ごとに団員が1人消えていく。これは演出なのか、演出のフリをした殺人なのか、疑心暗鬼の中で本音が溢れ衝突が生まれ、オーディション最終日に暴かれる二重三重のトリック…というわけだけど期待していたような衝撃はなかったな〜。ワンシチュエーション故の「そうなる?」みたいな穴に気が散って少し物足りなかった。

1番の謎は久我がこのオーディションに呼ばれたこと、、、部外者をいれておくことで起きた事件が間違いなく公になることを望んだからかな?壁に情報張り出してるシーンでゾワッとして「まさかコイツ…?」と思ったけど普通に主人公ムーブで名推理かましてましたわ。

最後はハッピーエンド感あったけどよくまた同じ舞台に立とうと思えたな、とモヤモヤ。ガチの殺意抱かれた相手とやってける?友人が映画だけみて原作読まないのはマジでない、って言ってたので原作読んでみようかなあ。