2022年5月4日(水曜日)祝日、09:50〜12:10上映回、TOHOシネマズ新宿、スクリーン9、Dolby-ATOMOS・字幕版で鑑賞した。
客席は満員。ほとんどMCUファンで埋まっていた様子。
関連作品(これまでのMCU作品、ワンダヴィジョン、what if…など)は全て視聴済み。
「微妙。あまり楽しめなかった。」というのが最初に感じた正直な気持ち。
もちろん鑑賞中は先が気になってハラハラしたし、サム・ライミらしいホラーなテイストは良かったし、あのキャラクターがあのキャラクターたちを瞬殺するところはTUEEEな感じでスカッとしたけど、結末がなぁ…
MCU作品の良いところは、前作までに登場したキャラクターや他作品(とそのキャラクター)を蔑ろにしない点だと思っていた。
蔑ろにされると「私が見たあの作品に費やした時間とはいったい何だったのか…」と思ってしまう貧乏性な性格なので、本作では蔑ろにしているとまではいかないが、首を傾げざるを得ない様な展開が所々あって、中盤以降の展開でいまいち作品にのめり込むことが出来なかった。
本作の感想を調べると概ね称賛されている様なので、この感想は恐らく私がワンダヴィジョンでワンダに感情移入しすぎた故なのだろう。
スパイダーマンノーウェイホームではピーターがあんなことになり、本作でも以前からいるキャラに不可逆的な変化が訪れたり、トニーやキャップの影響がどんどん消えていっているのが物悲しい。
なんだかエンドゲーム以降のMCUは、世代交代のためメンバー入れ替えを急いでいるみたいに感じてしまって、自分が流れについていけてない懐古厨のオッサンになってしまったのだと改めて気付かされ、二重に悲しくなった。