ましゅー

犬鳴村のましゅーのレビュー・感想・評価

犬鳴村(2020年製作の映画)
3.3
劇場鑑賞作品post、追いつきました。昨晩のレイトショー、この作品です。

私、実はホラー好きです。オカルト系なら尚更。特に日本製の理不尽な死に様ものは大好物。しかもあの『呪怨』で、『リング』に続きジャパニーズニューホラーの金字塔を打ち立て一世を風靡した清水崇監督の最新作とあっては、観ないという選択肢はあり得ないでしょう。ワクワク🎶
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…………ふむ。三吉彩花はモデルだけあってかなりの美人さんですね。顔立ちもかなり整った方の。わ、背も高ーーーい。さすがモデルさん。うん。……うん。…………うむ。……………うーーーーん。
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あまりこの映画レビューでは、なるべくサガるような事は言わないように心がけてはいるのですが、うーーーーーむ。なんと言ったらいいんでしょう。私の期待値が高すぎたんでしょうか。ごくごく普通のホラーです。
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何人かは不慮の死を遂げますし、霊的なものの出現もさすが清水監督 ゾッとする描き方をしてくれますし、突然の出現・カットインでビクウッッッ‼️とさせる場面も少なからずあるはあるのですが

全体を貫く怨念・怨嗟めいたものは哀しみが先に立ち、寒気がするほどのゾクゾク感には少々…だいぶ欠ける印象ですし

三吉彩花の母親役 高島礼子はかなり突っ込んだ汚れた演技をしているにも関わらず、当の主役の「汚れ」或いは「まみれ」度が薄く、ある意味隠し持ったSっ気をも満足させてくれた『呪怨』『呪怨2』に比べたらきれいすぎるし

(もっと「まみれて」欲しいんですよ。『フェノミナ』のジェニファー・コネリーとまでは言わないものの…まだ奥菜恵や酒井法子の方が女優魂はありましたよ。現役のモデルさんが主役である以上仕方ないのか…)
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何より結末の描き方。

無事村を脱出出来るのかどうなのか?って時に各人の行動はやけにもっさりしてるし。

かつその幕切れ、それは日本式じゃあないんじゃないかなぁ…?いや、私が勝手に理想化してるだけかも知れないんですが。でも実在の心霊スポットをモデルにしたお話だったら、やっぱりその都市伝説性を堅持する意味でも、こうではない方が良かったんじゃないかなぁ…
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まぁあんまり評論家めいた事ばかり言っても詮ないのでこのくらいにしますが、普通に「ヒッ!」とか「ウワッ!」とかそれなりに驚く、もしくは「やーーーん気持ち悪ーーーい❣️」「こーーーわーーーいーーー❣️」とかするだけなら、そこそこのホラーと思いますよ、はい。
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