教育がテーマの映画は「奇跡の教室」以来かな。
最初はやる気なさそうで大丈夫か？って思うんだけど、観ていくうちにだんだんと、ものすごく真っ当に教師をやってきた人で、それなりのスキルもちゃんと持ってる人なんだなってことがわかってくる。今の教育現場の中で組織に迎合したりそこまで反発するでもなく、悩んだり人知れず努力したりしながら、目の前の子どもにきちんと向き合える。イキがって突っ走ったりもしない。そういう意味では彼は大変貴重なベテラン教師だったんだなと最後は思いました。
国ごとにいろんな教育が行われているものと思っていましたが、フランスは案外日本に近いのかな。移民の多い少ないとか違うところはあるにせよ、学校単位で教育の質やレベルがだいぶ違うっていうのはおんなじな気がする。
どんなに難しい現場にも上手に対応できる教師はどうやったら育てられるんだろう？やっぱり身近にお手本がいるっていうのは大事なのかも。毅然として、簡単に子供の術中にはまらず、けれど愛情を持って教えていくということには経験の積み重ねがきっととても大事なんでしょう。
簡単にはできないんだろうけど、国としてそういうことにちゃんと取り組んでいって欲しいなと思いました。教育はホント大事だもんね。子どもの将来がかかってるし、国の未来もだいぶ左右されることだもの。
