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ブラッドショットのさんぴんのレビュー・感想・評価

ブラッドショット(2020年製作の映画)
3.0
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#映画備忘録 #20200719
#ブラッドショット
監督/デイヴ・ウィルソン
脚本/えりっく・ハイセラー
脚本/ジェフ・ワドロウ
#Bloodshot
2020/アメリカ/109分
#Amazonレンタル
#映画部 #映画好きな人と繋がりたい
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コロナの影響でハゲマッチョ不足に悩む皆様。
遂にヴィン様が帰って参りました。
久々にワイスピ以外で帰ってきたヴィン様は
まさかのアメコミ原作のスーパーヒーロー。
原作はヴァリアントコミックスから出てる
1992年発刊の同名コミック。
海兵隊員の主人公ヴィン様は、武装集団に捕まり
妻もろとも殺されてしまう。
しかし、最先端技術のナノマシンを体内に
注入することにより、生き返ってヴィン様は
妻の復讐を果たすが。。。
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ざっと観た感想を言うと、正直、正直
既視感にあり溢れた映画となっております。
ヴィン様ワイスピ以外の最近の映画は何故こうも
B級感溢れる映画ばかりなんだろうか。。
傷ついたヴィン様の傷が治っていく様子は
ターミネーターです。正直そのまんま。
ジェニシスのジョン・コナーとほぼ同じような
感じで撃たれても復活します。
胸元が赤く光るのも、DCのサイボーグっぽいし笑
ストーリーも最初の30分間が怒涛の疾走感で
グイグイ持っていかれるのはいいんだけど
よくよく振り返ると、あれ?敵側は結局なんで
こんなことしてたんだ??会社を辞めたやつを
次々襲うって、なんでだ??みたいに
頭の上にうっすら??が並ぶ状態に。
正直話もロボコップとパニッシャーを足して
3で割った感じ。3で割るっていうのは
中途半端に補足要素が入ってるから笑
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1番強い既視感の原因が敵役のハーディング博士。
何せ演じてるのがガイ・ピアース。
めちゃくちゃ頭が良くて、一見良い奴なんだけど
実は恨みを中に溜め込んでて、裏切られた奴に
復讐を画策している役。
いや!アイアンマン3で全っっっっっっく
一緒の約やってまたやんあなた!!
中途半端に超人能力っぽいのを持ってるのも
美女にやたら厳しいのも、見たことあるわ!笑
ほんでそれに立ち向かうヴィン様は
撃たれても、爆発的に巻き込まれても死なない
不死身の役だし。そりゃ既視感バリバリな
仕上がりになりますって!笑
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ただここまで貶しておりながら、この映画
何故か嫌いにはなれない不思議な1本。
何故嫌いになれないのかというと、そもそも
ヴィン様主役な時点でB級感は予想できてるし
あらすじ読んだ段階で色んな映画を連想するしで、
要はこの映画を観る人はそもそもこういう
映画が好きな人なんだから、嫌いにならないだろうというね笑
エクスペンダブルズ3も、そもそもあのシリーズを
3作目まで観る人は好き者が集まってるんだから
評価高くなるよね理論。
私もその説に立って映画を観ましたが、
ポジティブな要素として、VFXが素晴らしい。
主人公のニセ記憶を創り出す時の場面、
普通の街並みや、部屋の景色をパソコンで
組み上げていく所は感動しました。
メイキング映像観てるみたいなイメージ。
街のあれやこれも全部CGで作られてるのは
素直に映画技術の発展に感動しました。
そして何より大きいポジティブ要素。
そう、それはヴィン様がヴィンヴィンに
演じてるってのが楽しい笑
冒頭5分で、白タンクトップにグラサン姿で登場し、いやドミニクですやん!と突っ込む
所から始まり、マッチョなヴィン様が
銃撃、手榴弾に体ひとつで真正面から立ち向かい、
高層ビルから落ちても立ち上がるその姿。
正直顔面も相まって悪役にしか見えないけど笑
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落ち着いたらように見えたコロナが
また数を増やしつつある昨今、良くない
ニュースばっかりで心身共に滅入るばかりですが
ヴィンヴィンに頑張ってるヴィン様を見て
みんなで元気になりましょう。
難しいこと、固いことは考えずに、筋肉こそ
最大の武器、攻撃こそ最大の防御、たまには
こんな映画もいいじゃないですか。
少なくとも私はオススメです!
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