さとり

宮本から君へのさとりのネタバレレビュー・内容・結末

宮本から君へ(2019年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

予告では、割ととんとん拍子で話が進んでいくイメージだった。で、最後に宮本からのメッセージとして「頑張れー!!!」が入ってくるのだろうと。それでも何故かFilmarksの星が4.1。しかも上映が2時間を超える。何かすごい気配は感じてたが。

うわわわと展開されるラブシーンがある。
その夜が明けたあと2人で金魚を埋めるシーンは、こんな日常ながらもいい瞬間ってあるんじゃん。(金魚は本当にごめん。)そうだよ。きっとこんな穏やかな日が訪れるものだ。と半ば安心してた。

それは突然やってくる。
観てる私が靖子の代わりに大声で叫びたくなるような、むごい場面が。
「助けてくれるんじゃなかったの!宮本!!」
上映中なのに、うわぁぁぁあって叫びそうになって危なかった。

強姦っていう言葉は1年間で何回くらい聞くんだろう。
「そうやって力尽くで女をおさえて」。。。靖子ちゃんのこのセリフ、忘れない。


この作品「宮本から君へ」で、君へが観てる側だとして、宮本は私達になにを伝えたかったのだろうか。
それはきっと、諦めるな!
ではなかった。
「生ききっちゃえ!」なのか。
そうか。最後、言われるまではわからない。けど、映像とその言葉と主題歌含め、
生きるってこういうことなのかもしれない。
とも思う。

こんなにもパワーがある映画を、お蔵入りにするわけにはいかない。生ききっちゃえばいいんだというメッセージを多くの人に伝えるために、尽力せねばというのが伝わってきた。実際、宮本という人物はそんな人には負けてなかった。
さとり

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