アンセルエルゴート目当てで鑑賞。
パケ写が残念💦
解離性同一障害(多重人格)の話
この映画は余計な事を削ぎ落とした作りになっていたのが却って良かったと思いました。
そうする事で観る側の想像がかきたてられるのです。
ジョナサンとジョン
ジョンはVTRの中でジョナサンに語りかける姿しか出て来ません。
そこがまた良いと思いました。
『世界で一番幸せな二人だね。』
これが、一卵性の双子だったら、どんなに良かった事か😢
ジョナサンとジョン
やがて、どちらかが消え行き、一人の人格になる…。
本当は良い事なのだけれど、
一人の人格が消える事は
自分が死ぬ事と同じだから、死の恐怖や悲しみがあるのですね。
ジョナサン(ジョン)の耳の後ろにチップが埋め込まれていて、キッカリと12時間でジョナサンとジョンが入れ替わる仕組み。
そこがSFだったのかな?
ジョナサンは
朝7時〜夜7時まで
ジョンは
夜7時〜朝の7時まで
耳の後ろにチップが埋め込まれていて、キッカリと12時間で人格が入れ替わるようになっている。
人格が入れ替わる時、お互いの記憶が無いから、お互いに、VTRを撮っておいて、
その日にあった出来事を話して置く…と言う約束。
ジョナサンは真面目な性格。
毎朝、仕事に行く前にジョギングに行き、ヒアリングでフランス語を習い、洗濯や、ジョンの分の食事も作って置く。
建築会社で建築家を夢見て働くジョナサン。
でも、夜の7時にジョンに切り替わってしまうから、フルタイムで働けない。
夜7時にベッドに入って眠りにつく。
そしてジョン
いつも仲間達とバーで過ごしたり、明るい性格。
ある日、ジョンがエレナと言う女性と恋をして付き合う事に。
二人の間で"恋愛禁止"と決めていたのに…。
ジョンからのVTRが入らない事が多くなり、ジョナサンは夜、自分がジョンになっている時、何をしているか分からない状態に陥ります。
なのに…。
ジョナサンはジョンの恋人だったエレナに恋をしてしまいます。
エレナは全てを知ってジョナサンを受けいれます。
(って、エレナはズルく無いですか?)
"ジョナサンにとって"初めてのキスと初めてのセックス。
ジョナサンがジョンに正直に打ち明けたた事により、ジョンは心が壊れてしまいます。
ジョナサンは赤ん坊の時に親に捨てられ、9歳ぐらいからDr.ミーナから世話になっていました。
だからマンハッタンであんな豪華なアパートに住めるんですね。
そして、子供の頃は"もう一人の人格"が居たと…。
ジョンは明るい性格だけれど、夜に生きていて、その分"繊細"なんですね。
Dr.ミーナはジョンの事ばかり心配しています。
朝、7時キッカリに目が覚めていたジョナサンでしたが、
7時1分…7時3分と時間が遅くなり、
ジョンがジョナサンを"侵食"して来ていると…。
それはエレナを取られたから…ジョンが一人の人格になりたがっている兆候。
果たして、最後に残ったのは、ジョナサンの人格なのか、ジョンなのか…。
アラスジをダラダラ書いてしまいました🙏
行間あけます。
ラスト
JFK空港へ向かうタクシーの中で目が覚めるジョン。
タクシードライバーは
「君はジョンかい?」
と尋ね
「そうです」
と答えます。
タクシーから流れるフランス語の曲。
タクシーを途中で停めてもらって、浜辺に向かうジョン。
ジョンを追うタクシードライバー。
ジョンは海を眺め、タクシードライバーを抱きしめながら泣いてしまいます。
果たして、本当にジョンなのか…。
私はジョナサンだと思いました。