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ロマンスドールのkazu1961のレビュー・感想・評価

ロマンスドール(2019年製作の映画)
3.8
▪️JP Title :「ロマンスドール」
Original: ※※※
▪️First Release Year : 2020
▪️JP Release Date : 2020/01/24
▪️Production Country : 日本
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2020-553
🕰Running Time : 123分
▪️Director : タナダユキ
▪️Writer : タナダユキ
▪️Music D : 世武裕子
▪️Cast. : 高橋一生、蒼井優、浜野謙太、三浦透子、大倉孝二、ピエール瀧、渡辺えり、きたろう
▪️My Review
面白いね!これ。「夫婦」という普遍的なテーマをラブドールを媒体にしながらも「セックス」を交えながらイヤらしくなく、寂寥感たっぷりに描いていますよね。結構奥深いです!!
「夫婦」。嘘と秘密を抱えた2人の物語、笑いと感動を織り交ぜながら見せてくれる夫婦の愛の形に引き込まれて行きます。愛し合う大切さ、そして命について考えさせられる、そんな作品です。
どんどんリアルになっていく人形と、だんだんリアリティを欠いてゆく二人の関係のコントラストが絶妙で、ラスト、タイトルの意味を考えさせられますよね。
本作、型破りな設定とセンセーショナルな展開に多くの話題と共感を呼んだ、タナダユキの小説『ロマンスドール』を発表から10年、タナダ自らの手によって映画化した作品です。ここで機能を果たしているのが、タナダ監督がこだわったという全編16ミリフィルムでの撮影です。独特のざらつきや温もりを閉じ込めたような質感が、どこか古ぼけたノスタルジックな印象を常に与えています。

物語は。。。
一目惚れをして結婚した園子(蒼井優)と幸せな日常を送りながら、ラブドール職人であることを隠し続けている哲雄(高橋一生)。仕事にのめり込むうちに家庭を顧みなくなった哲雄は、恋焦がれて夫婦になったはずの園子と次第にセックスレスになっていきます。いよいよ夫婦の危機が訪れそうになった時、園子は胸の中に抱えていた秘密を打ち明けますが。。。

不器用ながらも最後まで妻を愛した夫。感情を抑えながらも最後まで愛の形を貫き通した妻。愛し合っているのに嘘や秘密を持ってしまう、切ない人間味のある素晴らしい物語でした!美しく儚い、大人のラブストーリーですね。

▪️Overview
「百万円と苦虫女」のタナダユキ監督が、自身初のオリジナル小説を自ら監督・脚本を手がけて実写映画化した大人のラブストーリー。美大卒業後、ひょんなことからラブドール製作工場で働き始めた北村哲雄。やがて彼は美人で気立ての良い園子に一目ぼれして結婚するが、自分がラブドール職人であることを園子に隠し続けていた。毎日が平穏に過ぎていく中、哲雄は仕事にのめり込み、園子とは次第にセックスレスになっていく。そんなある日、園子はずっと胸の中に抱えてきた秘密を哲雄に打ち明ける。不器用さと複雑さをあわせ持つ主人公・哲雄を高橋一生、優しさの中に強さを持つ妻・園子を蒼井優が演じる。(引用:映画. com)
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