よう

ゴーストバスターズ/アフターライフのようのレビュー・感想・評価

3.0
なんだかんだでシリーズ全作観てきてる。
1と2の続編にあたる作品。


一旦、前作2016年のリブート作品について。
女性同士の友情ものとして作り直したのは正解だと思うものの、いろいろ気になる点は多かった。ただ、自分にとっては嫌いじゃなかった作品。
特に好感持てたのは、しっかりコメディとして作ってある点。
ゴーストバスターズはやっぱコメディとして楽しみたい。なにせ1作目のラスボスがマシュマロマンよ?


で、今作。
主人公たちをキッズにしてある。
これまでコメディ畑の人を主役にしてきたことを考えると、割とチャレンジング。
ただ、実際コメディパートを子どもに託すには荷が重すぎる。台詞の掛け合いはユーモラスにしてはいるんだけどね。
じゃあ大人サイドはどうかというと、こっちもそこまででもない。

その代わり、主役のキッズ二人はとてもキュートではある。
ただ、コメディ要素を抜いても、この二人って関係性がどんどん変化していくとかじゃないから、ジュブナイルものとしてもあんまり盛り上がらない。
これは兄のパートについても同様。


舞台もニューヨークから田舎街へ。
作品のトーンとしてもだいぶ変更した形。
あえて小さめにしたかったのかな。


序盤から異変が小さく起きてはいるのだけど、最初にゴースト退治するまで一時間かかってる。映画の半分。
これって、時間かけすぎかと。
カーチェイスふうにスピーディーなまま退治するのはよかったけどね。
何がいいって、あの退治するときの例の装置をしっかり見せてるし、車から銃座がはみ出てそこから発射するってガジェットがなんかかっこよかった。

終盤の展開は、過去作観てるので感慨は生じる。
向こうが出てきてるなら、こっちもゴースト出てきてもおかしくはない。
あと、4人並んだ時の二度見ね。表情変えてないのに醸し出る可笑しみ。

そこでふと、「お祖父ちゃんさ、そういう危険性を察知していたのならちゃんと誰かには伝えておいたほうがいいのでは?」と。
家族には言わないにしても、仲間には伝えるべきだったかと。
っていうツッコミは別に大したことではないのだけど、今さら家族間での継承の話ってのもフレッシュさはないよなあ。

まあ、実際にジェイソン・ライトマンが父親の作品を継承する形で完成させてるので、その思いは無碍にできないか。

キッズムービーとしての小ぢんまりとしたキュートさはある作品。
よう

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