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ナショナル・シアター・ライヴ 2019 リチャード二世

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『ナショナル・シアター・ライヴ 2019 リチャード二世』に投稿された感想・評価

4.0
こんな舞台初めて と思うくらい斬新!
全く出入りができない箱ともいえるような舞台で、基本的に全員出ずっぱり。
リチャードⅡ世、ボリンブルック、ヨーク公、ノーザンバランド伯以外のキャストは2役以上をまったくはけることなく衣装や小道具などのチェンジも無しで演じる。(でも、ちゃんと今誰なのか、どういう立場の人なのかは伝わってくる)
歴史劇だけれど、衣装はTシャツ等。
唯一の小道具が、金の王冠。
それと、バケツに入った水、泥、血を模した赤い液体 これらのみで進行する。

もともと、リチャードⅡ世は5幕ものだけれど、枝葉を落とし休憩なしの2時間弱の会話劇に凝縮している。

始まる前に、演出、キャストのインタビュー映像あり。

私の中のリチャードⅡ世は、ホロウクラウンでベン・ウィショーが演じたもの。作品としても同じものを扱っているはずなのに全く違うし、ベン・ウィショーのリチャードⅡ世とサイモン・ラッセル・ピールのそれは全く違う。

王というある種非人間的な役割に対する、リチャードⅡ世とボリンブルックの人間っぽさがすごく凝縮されて伝わってくる舞台だった。
そうか、王になるべくして生まれた人が王ではなくなった時に、そもそもの自分のアイデンティティをどう求めたらよいかわからなくなるんだっていうことがなんかリアルに伝わってきた。
-
スマホのようなシェイクスピア劇。
 途中休憩がある長丁場の規模のある演劇となるとなかなか足が向かない。途中休憩がない短めで小規模な演劇となるとそこまでコアな演劇ファンではないのでのでフラっとは行きずらい。
 シネマビューイングなら行きやすいのです。
 スピーディに話が展開するので、ダレることはありませんでした。シェイクスピア特有の詩的なセリフも抑えめで、わかりやすかったです。
 シェイクスピアなのにコンテンポラリーなスタイルで最初は驚きましたが、ストーリーはちゃんとシェイクスピアなので、決して現代アート化に走っているわけではなく、反感をもたずに観れました。
 スピーディでコンパクトなシェイクスピア劇。もともとは壮大なドラマなところを、時間・人(キャスト)・場所(シアター)・舞台芸術を圧縮して簡素化した。「モバイル化したスマホのようなシェイクスピア劇」とでも言いましょうか。キャストがまるでスマホのアプリのように、常時密集して待機していて、都合のいいときにポンポンと飛び出てきて、用が済めばさっと引っ込むけど、引っ込んでも常時見えるところに待機状態にある。
 簡素化・コンパクト化・多機能化というのはもしかしたら長編映画だけでなく演劇でも一つの潮流なのでしょうか。
 シェイクスピアをこういうスタイルで演出できるというのは、やはりイギリスだからこそなんでしょう。


※いわゆる映画ではないのでスコアはつけません。
4.7
Simple and Clean.

余りにも小さい舞台に、余りにも少ない俳優が、余りにも質素な道具で、余りにも短く演じる。
故に、
余りなく直に伝わり、余りなく釘付けになり、余りなく効果的に映り、余りなく観ることができた。

あのサイモン・ラッセル・ピールを含む8人の演技が、あの扉すらない灰色の正方形の壁が、あの手作り感満載の王冠やバケツに入る程度の道具が、単調な照明が、単純な効果音が。
一度も幕は下りないし、誰一人退場しない、かつそもそも抽出厳選されてるのに高速展開する物語が。

故に、
演者の細かな表情や演技が際立つ、道具や壁床の僅かな染みや汚れでさえ際立つ、単純かつ単調な効果だからこそ、シェイクスピア節の台詞も厳選された故に、真に目と耳を打つ。

立つ。座る。たったこれだけでも。
倒れ、微動にしないだけでも。
道具や壁が汚れる。これだけでも。

ここまで魅せるのかと。

"橋からの眺め"然り。
この手の舞台は"質"が物を言う。が、質は保証済み。
本当に日本の劇場で観れる事に、感謝。



…ただ自身浅学な為、そもそものシェイクスピアのリチャード2世を知らず…。
これマジで悔しい。凄く面白い内容だったが故に…悔しい。
(ただし今回も最初に解説入るので最小限の知識が入るので有難い有難い。)
絶対学び直してもう一回観る。

只まぁ逆に。詳しく知らなくても、本当に伝えたい事だけは確実に客として魅せられたので。ええ!満足です!!
ご馳走様でした。

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