このレビューはネタバレを含みます
IMAXすごし。
仮に原作者の仕事はこの世界に無いものを生み出し名前と役割を与えること、
映画監督の仕事はそれに色と音と動きを加えることとした場合、
もうこれ以上の砂の惑星は無いんじゃないかと思った。半分ぐらいはIMAXの恩恵な気もするけど。
ヴィルヌーブのよく分からないおこだわりの青背景オレンジ背景がこんなに合う原作があったのか!と驚く。
先発映画がひっきりなしに頭をよぎったけれどそれはそれで退屈しなかったし、それらのヴィルヌーブ版は単純に美しく見応えあった。
お金と技術とヴィルヌーブの頭の中とキャストといろんなもののどれかひとつでも欠けてもこうはならなかっただろう。
ただ、物語としては本当に序章で最初から最後まで始まりの予感のまま終わってしまったので、これだけだと面白くはない。
いつゼンデイヤちゃんに出会うのかしら。ワクワクと思ってたら最後の最後だし。
だから続編がちゃんと作られることを切に願う。
見た目めちゃくちゃ良いけど砂漠で黒スーツは無くない!?大丈夫!?と思ったのと、
ハルコンネン家の人たちが良い感じに気持ち悪かったのでいつか絶対にデビットリンチ版も観ようと思う。