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サイダーのように言葉が湧き上がるのkazu1961のレビュー・感想・評価

3.8
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2021-690
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋 “山桜隠したその葉(歯)僕は好き”♡とても私世代にもエモい作品です!!人と付き合うのが苦手な俳句少年・チェリーと歯の矯正をしているコンプレックスをマスクで隠す少女・スマイルこの2人が接近していくのが、俳句と音楽。そしてそこに挿入される藤山老人のレコードという探し物、これらの物語がとにかく淡くてエモい!!青春時代の胸のときめきを思い出させます。

🖋そして何と言ってもその作画(特に背景や風景描写)が1980代のエモーション!!大瀧詠一のアルバムジャケットや本秀康氏、久米田康治氏、江口寿史、わたせせいぞうなどのイラストワークがイメージされます。レコードから流れる楽曲も含めて、1980年代を想起させるようなエモさでした(舞台がショッピングモールというのは今どきですが)。

🖋クライマックスのお祭りの櫓の上から花火を背景に俳句で告白するのもてとても良かったです!!

🖋本作、アニメ音楽レーベル「フライングドッグ」の設立10周年記念作品で、声優も見どころのひとつ。主人公のチェリーの声を歌舞伎俳優の市川染五郎、ヒロイン役のスマイルの声を女優の杉咲花が演じています。とてもエモい「ひと夏のできごと」、おじさんの私も胸がキュンとなりました(笑)。

😊Story:(参考:yahoo movies )
ある夏の地方都市。チェリーはコミュニケーションが苦手な少年で、代わりに自分の思いを俳句にしていた。一方、矯正中の大きな前歯をマスクで隠すスマイルは、カワイイと思ったものを動画で配信し人気を得ていた。偶然知り合った二人は、バイト先に来たフジヤマという老人が思い出のレコードを探していることを知る。

🔸Database🔸
・邦題 :『サイダーのように言葉が湧き上がる』
・原題 : ※※※
・製作国 : 日本
・初公開 : 2020
・日本公開 : 2021/07/22
・上映時間 : 87分
・受賞 : ※※※
・監督 : イシグロキョウヘイ
・脚本 : 佐藤 大
・原作 : フライングドッグ
・撮影 : 棚田耕平、関谷能弘
・音楽 : 牛尾憲輔
・出演 : 市川染五郎、杉咲花、潘めぐみ、花江夏樹、梅原裕一郎、中島愛

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
郊外のショッピングモールを舞台に、コミュニケーションが苦手な俳句少年とコンプレックスを隠すマスク少女が織りなすひと夏の青春を描いた劇場オリジナルアニメ。俳句以外では思ったことをなかなか口に出せない少年チェリーは、ヘッドホンで外部との接触を遮断して生きている。ある日彼は、見た目のコンプレックスをマスクで隠す少女スマイルとショッピングモールで出会い、SNSを通じて少しずつ言葉を交わすように。そんな中、バイト先で出会った老人フジヤマが思い出のレコードを探し回る理由を知った2人は、フジヤマの願いをかなえるためレコード探しを手伝うことに。一緒に行動するうちに急速に距離を縮めていくチェリーとスマイルだったが、ある出来事をきっかけに2人の思いはすれ違ってしまう。主人公チェリーの声を声優初挑戦の八代目市川染五郎が務め、スマイルの声を女優・杉咲花が担当。監督は、テレビアニメ「四月は君の嘘」のイシグロキョウヘイ。
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