ましゅー

SKIN 短編のましゅーのレビュー・感想・評価

SKIN 短編(2018年製作の映画)
4.1
先週末土曜日、休みにも関わらずいつものように横浜奥地の近場ではなく、新宿まで出掛けて映画を2本観ると決めていました。

平日会社帰りには到底観れそうもなかったのと、お目当てのうち1本は今週7/16で上映が終了してしまうからでした。
.
その1本、「SKIN/スキン」が始まる直前、併映されているのが本作「SKIN」の短編です。
.
公式サイトで6/24まで公開されていたと聞いてはいたものの、毎日の残業で観ることは叶わず、半ば諦めていたのですが、さすが私がフォローさせていただいている皆様です。

何人かの方に本短編との併映情報を教えていただいて『今度こそこの機を逃すまい!』と決心するまでそう時間はかかりませんでした。
.
.
.
まさにこのBlack Lives Matter運動の機運が高まっている今だからこそ観るべき、僅か20分間の上映時間ながら、圧巻の、そしてこれこそ衝撃の作品。
.
.
(以下 Rolling Stone Japan 6/14掲載記事より抜粋)

あらすじ:
レイシストの父に洗脳され、殺人マシーンとなった少年が起した悲劇を描いている。

短編と長編はストーリーやキャラクターはリンクしていないが、アメリカが抱える人種差別問題という同じテーマを扱っている。

白人と黒人の人種問題を子供の視点を織り交ぜながら、強烈な描写と驚愕の展開で観客に問うた短編は、見事2019年アカデミー賞・短編実写賞を受賞。
.
.
.
憎悪は憎悪を呼び、悲劇はさらなる悲劇の幕開けでしかない。純粋な子供ゆえの、何ともやりきれないこの結末は、20分間に凝縮されている分、ある意味長編作よりショッキングです。
.
ご覧になれていない方でどうしてもという方は、可能な限り併映劇場に足を運んでみても良いかも知れません。
(事実、自宅近くのシネコンでも長編は上映されているものの、短編との併映形式ではなかったので、遠出をしたのが私でありますので。)
ましゅー

ましゅー