チェックメイト

ブルータル・ジャスティスのチェックメイトのレビュー・感想・評価

ブルータル・ジャスティス(2018年製作の映画)
3.0
原題とは違うワードでBrutal Jastice (凶悪な正義)とした創作した英語の邦題。
メル・ギブソン演じるブレットとヴィンス・ヴォーン演じるダニーのバディムービー。はみ出し刑事達の行状をさしているのだろう。

後で気がついたが「暴力の伝道師」(なんじゃそりゃ)待望の、とポスターのキャッチコピーにある。そういう監督なんだ。知らなかった。

なかなかユニークなクライムアクションだがちょっと緊張感なく浸れなかった。

犯人一味の容赦ない殺人にはリアリティはある。ここが暴力の伝道師なのか。
だがその身も蓋もない乱暴な描写(が一因なのかはわからないが)でなのかゴールデンラズベリー賞にも選ばれたらしい。だからその辺、耐性のある人でないとエグい。

ほとんどメル・ギブソンとヴィンス・ヴォーン見たさで期待したがどうもこの二人が似たもの同士でいてそうでもないような中途半端な同士。

いわゆる冴えないデカの冴えない行動でピリッとしない結末なのがどうも気分的にスッキリしなかった。
どうなるのかというハラハラな期待感に対してテキパキ進まず尺が長く事件とは関係ない長ったらしい会話に緊張感が続かずタルい流れが退屈。

くたびれたメル・ギブソン悪くないが出世コースを選ばないやさぐれデカならもうちょっと何かハードボイルドな、いやそこにカッコ良さを求めないんだろうな。そういう意図はわかりつつも娘や妻を思いやる貧乏デカにしてはスピリットに欠けるのがなんか好きになれなかった。ヒーローでなくてもいいけどなんか結末がなぁ。
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