Emiii

ラストナイト・イン・ソーホーのEmiiiのレビュー・感想・評価

3.5
デザイナーを目指すエロイーズは地元を離れ、ファッション専門学校に入学、学校があるロンドンへやってきた。
彼女は特別な能力を持っており、鏡を通じて今は亡き母親の姿を見ることができる。

ロンドンで寮生活がはじまり、さっそくルームメイトのジョカスタとあいさつするが、彼女は次第に地方出身のエロイーズをからかうようになる。
エロイーズは寮を出、アルバイトをしながらワンルームの部屋を借りることに。

それから、エロイーズは好きな1960年代の時代の夢をよく見た。
夢なのか現実なのかわからないまま、彼女はサンディと名乗る歌手志望の女の子の鏡となって行動するようになる。

夢から覚めたエロイーズだったが、夢の中でつくってしまった傷が現実の自分にあることに気がついて……。


新体験な作品だった。
単純なタイムスリップというのではなく、昔と今がつながっているように見えてしまう視点が新しい。
サンディ役のアニャが注目されがちだが、エロイーズ役のトーマシンも素敵な演技ができる貴重な役者。
茶髪より金髪に染めたエロイーズのほうがとても似合っていた。
ヒーロー役に黒人俳優をキャスティングしたことにあまり意味を感じなかったが、作品を製作するにあたって、黒人ゼロな作品は今となっては考えられないのだろうと思った。
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