このレビューはネタバレを含みます
コロナ禍で躊躇して劇場で観てなかった作品。これは配信で正解な案件。
公開当時色々とあったみたいだけど、何やらコアなファンからは支持されてるのか、割と評価されてて吃驚。
冒頭からして90年代のアメコミ映画感に溢れてて、これはキツいかもと思ってたら、そのままのテンションで展開していくもんだから半ば呆れながらの鑑賞。
全体的に予算かけてなさそうなVFX多めで、アクションシーンも暗くてゴチャついて見辛いのが難点。スローモーションの多用もアングルもいまいち。
ストーリーに関しては予定調和でしかないのでとくに思うことはないし、登場人物が限られてるせいで深みもないけど、そこが逆にいいと感じるひとはいるのかな。自分は全然物足りないけど。
予告編がフリでしかなく、（MCUとの絡み含め）次への展開がポストクレジットでしか描かれないのは肩透かし過ぎるかな。あんな雑な繋ぎでいいのかよ、とか思うけどたぶん何も決まってないからなのかも。興行的には失敗の部類だろうから続編作られなさそう。
ヴェノムが当たったとはいえ、スパイダーマンまわりのキャラクターがそこまで単独で売れるとは正直思えないし、これからのソニーの舵取りがどうなっていくのか気になる。
暇つぶしにはなるけど、何か新しい要素を期待して観るとガッカリするから、昔懐かしなアメコミ映画好きにしかおすすめできない。
