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アントマン&ワスプ:クアントマニアのuneoのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

えっと…これはMCUだよね…?スター・ウォーズじゃないよね?というのが率直なところ。
導入部分は予告編で明かされていた通り、溜めもなく量子世界になだれ込んでいって、あとはひたすらあちらの世界での話。結局フェーズ4はなんだったの?
今回新たに描かれる量子世界はほぼスター・ウォーズの宇宙だったし、住人たちも営みもまんまで、既視感しかない。カーン軍の造形はロスト・イン・スペースの異星人ロボットだったし。
ビル・マーレー演じる新キャラは出オチ、ダレン回収はちょっと面白くなるかと思いきや空まわり。やっぱりアントマン・シリーズには3バカが必要なんだよ…。
時間も空間も超越しているというわりに思考は単純なヴィランは恐ろしいのか?肉弾戦なラストからはただの「人」という印象しかない。
というかそもそもの疑問として、エンドゲームで語られたように、現実世界の5年は量子世界では数時間程度なんだよね?ジャネットが30年も過ごした、と嘆いてたけど、こちらの時間感覚ではそうなるけど、あっちで過ごす感覚としては大して長くないのでは?スコットは量子世界での数時間、誰とも遭遇しなかったの?量子世界は時間の概念が違うから一定の論理では語れないってこと?
ドラゴンボールにおける「精神と時の部屋」の逆バージョンみたいな感じ、と思えばいいのかな。てことは最終的にカーンは穴を開けて現実世界に来るってことだよね…科学者なんだし、ちゃんと科学で解決しようね…
ポストクレジットにサプライズがまったくなく拍子抜けだったし、総じて力不足感は否めないかな。
まあ、ある意味面白い作品。
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