このレビューはネタバレを含みます
MCU史上ワーストみたいな声も聞いてたけど、そこまでわるいかな？というのが率直なところ。前作もシリアスじゃなかったし、このシリーズは（続きがあるかは知らないけど）軽いノリで楽しむものなんじゃないかと。女性が主人公だからって生真面目にする必要はないし、同性同士の絡みだってこれくらいライトな方が、感情の消費を好まない若い世代にはむしろいいんじゃないかな、とか思ったり。けっこう笑えるシーンあったのに客席静かだったのはやっぱり日本の観客にはハマらないのかな…とはなったけど。
「マーベルズ」と題してるだけあってちゃんと3人にしっかりスポットを当てて見せ場を作っていたり（キャロルとモニカの関係性も描いてたり、特にカマラがちゃんと成長してたり）、粗が多い脚本のわりに意外と楽しめた。ただ、どうせパク・ソジュンを使うならもっといい役がよかったし（それでも想像よりマシだったけど）、ヴィランもステレオタイプ過ぎて魅力不足かな。
アラドナ（とヤン王子）は無事だったのか、フラーケンがあんなに送り込まれた理由…とか色々気になる点はあるけど、まあそんなこと気にしてられないくらいガタガタなマーベル周辺なので、「ヤング・アベンジャーズ 」「X-MEN」の示唆はあったものの今後どうなるかわからないし、次作「デッドプール 3」まで一歩引いて待っていようかなと。それより音沙汰なしな「シャンチー」続編はよ。
