たけちゃん

燃えよスーリヤ!!のたけちゃんのレビュー・感想・評価

燃えよスーリヤ!!(2018年製作の映画)
3.9
1、2、3、ドン!


ヴァーサン・バーラー監督、脚本 2018年製作
主演アビマニュ・ダサーニー、ラーディカー・マダン


やっと地元で公開されました\(^o^)/
これ、めっちゃ楽しみだったのよ。
なんと、1週間の限定公開!
いっ、いっしゅうかんか~(笑)
でも、この手の作品が地元で公開されるだけ良しと思わないとね。今回観た劇場は、公開期間は短くても、比較的レアな作品を公開してくれるんだよね~。だから、何とか日程ぐりしました!
じゃないと、今後に繋がらないからね( ˘ ˘ )ウンウン






さて、映画です。
あら~、評価低いね~(笑)
楽しかったでしょ?
僕は大好きでしたよ(ˆωˆ )フフフ…

主人公のスーリヤは、生まれながらに痛みを感じないという"先天性無痛症"という難病を患っている。
そのため、幼い頃はいじめを受けることもあり、祖父は自分の身を守るために様々な格闘ビデオをスーリヤに見せ、我流で特訓する日々を送る……

って感じなんですが、僕はなんとなく「キック・アス」を思い出しましたよ。憧れたのがスーパーヒーローではなく、百人組手のマニ師匠だったという違いで、ヒロインのスプリもヒットガールっぽかったし。お父さんが違うけど( ¯−¯ )フッ


【先天性無痛症とは】
遺伝性疾患の1つで、運動麻痺を伴わない全身の無痛を主症状とするものだそうで、そこに発汗機能の低下や消失が含まれると重度とされるようです。
発汗機能が無いということは、運動により体温が上昇してもそれを下げる手だてが無いので、脳症を引き起こしたり、命の危険もあるようです。だから、水泳のような運動は出来ても、日常的には体温上昇のため運動が不可能だそうです。
今作のスーリヤは発汗機能はあるので、まだ軽度ということなんですね。そりゃ、4歳まで生きられたら良い方と言われるわけです。


そんな難病を患いながらもスーリヤは自らの体を鍛え、ムッキムキに。でも、強いのか弱いのかよく分からんところもありましたよね(笑)
ブルース・リーのジャージを着るとかオタクか!
それでも、いじめられた過去があるからか、正義を為そうとする心意気が良くて、応援してました( ˘ ˘ )ウンウン
あと、チート気味に強いばかりではなく、脱水症状を起こしやすい設定が上手いこと生かされていましたよね。見てると、ちょっとオエッてなるけど……。

また、幼なじみのスプリも、偶然出会ったマニ師匠に手ほどきを受け、キレキレのヒットガールに成長してましたよ。まぁ、可愛さでは本家のヒットガールには敵いませんが……( ¯−¯ )フッ

そして、空手マンことマニ師匠。
実は双子のジミーと一人2役。
片足で極真空手の荒行、百人組手を行うとか、凄すぎです(ˆωˆ )フフフ…
でも、カンフー映画には「片腕ドラゴン」という名作もあり、片手や片足はハンデにならないんですよ( ˘ ˘ )ウンウン
そのあたり、脚本も書いている監督のヴァーサン・バーラーはなかなかのオタクと見ましたよ(。-∀-)ニヤリ

スーリヤが観る映画のチョイスも良いよね~。
メモしきれなかったんだけど、
「椿三十郎」
「酔拳」
「燃えよ、ドラゴン」
なんかを観てたよね。
僕も10代の頃、ジャッキーの映画を観て修行した(笑)から、スーリヤにシンパシーです(ˆωˆ )フフフ…

あと「THX-1138」なんかも出てきたなぁ。
管理や抑圧からの解放を意味してるのかな?


まぁ、そんな深読みせず、単純にアクションを楽しんだ方がいいかもね。ケレン味たっぷりのスローモーションや過剰なアクションなど、インド映画のエンタメ性が僕にはフィットしましたよ!
万人受けするとは思わんけど、肯定派でした。