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LUPIN THE ⅢRD 峰不二子の嘘のkazu1961のレビュー・感想・評価

LUPIN THE ⅢRD 峰不二子の嘘(2019年製作の映画)
3.8
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2021-685
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋この『LUPIN THE IIIRD』シリーズ、ここまで観てそれぞれのスピンオフ作品ではなく、トータルして一つの壮大な物語になるだろうと言うことが明確になってきました。本作にそれぞれ再起不能の傷を負った改造人間の殺し屋、第1作目のヤエル・奥崎、第2作目のホークが健常な姿登場し、その傷を治すことも含めて、背景に『vs複製人間』のあのキャラがいるのはほぼ間違いないですよね。次回作はルパン三世本人か、銭形警部か、もう続編感がバリバリです。もうこのシリーズを見ると緩いルパンは観れないですね!!

🖋“強いて名付けるなら、愛という名の媚薬かしら”。。。
本作の主人公は魔性の女、峰不二子。自身の欲望に従って生きている峰不二子、美貌とプロポーションを武器にし、男を惑わし、そして倒してしまう。時には身体を張って守る者のために闘います。そんな峰不二子の魅力全開の作品です(第1作目ほどのエロティシズムではありませんが(笑))。

🖋本作、小池健が監督する『LUPIN THE IIIRD』の第3作目となる劇場用作品です。2019年4月11日に逝去したモンキー・パンチを追悼し、本編の最後には「モンキー・パンチ先生 ありがとう ルパン三世よ 永遠に」というメッセージが映し出されますね。。。

〜シリーズ通して〜
🖋『ルパン三世』、1960年代後半にコミックがスタートして、1970年代前半にテレビアニメがスタート、テレビシリーズ6作と単発27作、映画コナンとのクロスオーバー含め8作と長い間、いろんな形で上映されてきました。ターゲットも時代によっては子供から大人まで、スタート時のシリアスさはどんどん薄まっていきました。。。そんな私たちの年代はこの原点回帰となる小池健監督のシリーズ作品は拍手ものです!!

🖋やはり本シリーズは60年代後半のコミック、そして70年代前半のアニメファーストシリーズの系譜ですね。若きルパンを中心に次元大介、石川五ェ門、峰不二子の若き日を観ることができます。そしてこの後の我々が観た劇場版は『vs複製人間』、さらに年月が経ってからのルパン三世が『カリオストロ城』に続くのが、我々世代のルパンではないでしょうか?!

👏Story:(参考:公式サイト)
カリフォルニア。心臓病を抱えた息子のために5億ドルの横領をした父親は、殺し屋に追われて自爆する。そして、金の行方について鍵を握る息子もまた命を狙われることとなる。少年と一緒に逃亡する峰不二子は、ルパン三世や次元大介たちの助けで窮地を脱出。しかし、その暗殺者は恐ろしい呪いの力を持っていた。

🔸Database🔸
・邦題 :『LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘』
・原題 : ※※※
・製作国 : 日本
・初公開 : 2019
・日本公開 : 2019/05/31
・上映時間 : 56分
・受賞 : ※※※
・監督 : 小池健
・脚本 : 高橋悠也
・原作 : モンキー・パンチ
・撮影 : 田沢二郎
・音楽 : ジェイムス下地
・出演 : 栗田貫一、沢城みゆき、小林清志、宮野真守

🔸Overview (参考:Wikipedia)🔸
「ルパン三世」の主要キャラクターにスポットを当てるスピンオフ「LUPIN THE IIIRD」シリーズの3作目。小池健監督をはじめ、ハードかつスタイリッシュな「LUPIN THE IIIRD」シリーズを手がけてきたスタッフが再結集し、「ルパン三世」シリーズのヒロイン、峰不二子が陥る危機を描く。抜群の美貌とプロポーション、明晰な頭脳、そして巧みな話術や優れた身体能力で狙ったターゲットを手に入れてきた峰不二子。父親が横領した5億ドルの鍵を握る少年ジーンとともに逃走する不二子は、ジーンの父ランディの命を奪った殺し屋で、呪いの力によって人心を操るビンカムに追跡される。ランディが横領した大金を狙うルパン三世と次元大介の助けもあり、一度はビンカムの魔の手から不二子だったが……。ビンカム役で人気声優の宮野真守が「ルパン三世」シリーズに初出演を果たした。
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