Jaya

陽に灼けた道のJayaのネタバレレビュー・内容・結末

陽に灼けた道(2010年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

母親を事故で轢殺してしまったニマの、ラサ巡礼からの帰り道のお話。光量不足のような暗さでカットごとに色調がコロコロ変わり、折角の雄大な自然も魅力的に思えませんでした。

過去と現在を行ったり来たりしつつ、現在の帰り道、巡礼では心の傷が癒えていないという描写は面白かったです。五体投地なんて意味ない、というところまで深読みされかねないのでは。

疑問を感じる描写が多め。マフラーが絡んでバイクから落ちたところを轢いちゃったようですが、事故後の様子がとてもそうは見えない…。老人の消え方や、ニマが立ち直るところもよく分からない。

ニマの演技も残念でした。台詞は殆どないですが、仏頂面で拗ねてブスッとしてるようにしか見えませんでした。

描こうとしているものはとても面白そうで、もどかしくなりましたが、それでもテンポが良くて雰囲気は味わえた作品でした。
Jaya

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