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タイタンの逆襲のJのネタバレレビュー・内容・結末

タイタンの逆襲(2012年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

神々の力が弱まったことで、冥界に封じ込められていた巨神クロノスの覚醒が始まり、地上にも異変が起こり始めていた。続々と出現する魔物たちに、逃げ惑う人々。クロノスが完全復活を遂げるとき、人類は滅亡し、世界は終焉を迎える。勝ち目のないこの闘いに立ち上がったのは英雄であるデミゴッドのペルセウス。冥界は人類がまだ足を踏み入れたことのない禁断の地。そこで未知なる脅威を秘めた闘いが始まることに…。


前作に続いて、相変わらず世界観、設定、雰囲気は悪くない。けど、やっぱり何かが物足りない(笑)。ストーリーのインパクトかな? 観た後の印象があまりにも少なすぎる。特に結末。どんな終わり方やったか、サイト読んでもいまだにパッとしない。

冒険的なストーリー展開は、王道やけど悪くはなかった。仲間増やして、敵を倒しながら迷路潜り抜けて、いざボスへ的な。観てて飽きることは無かった。

もうゼウスとハデスがただのおじいさんに見えてくる(笑)。人間に頼らんでも強いものは強い。それが神のイメージやわ。神っぽさがもっとあれば全体的に面白くなってたと思う。ただ、アレスに関してはまだ神っぽさがあった。裏切り者やけど、強すぎるしカッコ良かった。遠くから飛んで来て登場するシーンが結構印象的。

ポセイドンの息子アゲノールがそれっぽくなくて、逆に面白かった。キャラ自体もおちゃらけキャラやったし。

戦神に祈ったらアレスに居場所バレるって設定がものすごく良い。頑にアンドロメダ軍は祈ってなかったけど、つい1人が祈ってしまったがために、アレスが飛んで来たって流れがワンセットやな。この点だけは面白いと感じた。

途中途中に出てくるキメラやサイクロプスみたいなモブのモンスター達がまさに神話って感じのビジュアルやったから、映像が映えたね。世界観もそれでうまく作り出せてたし。

クロノスが思ったよりでかいし、巨神というより化け物に近い(笑)。

やっぱり神話系の映画でいつも思うのは、たくさん神が出た方が面白いってことやな。この映画ももう少し登場する神の種類が豊富やったら、まだマシな評価にしてたと思う。
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