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SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁のJのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

1985年、冬のロンドン。トーマス・リコレッティは、古いウェディングドレスをまとった妻の姿を見て驚きを隠せなかった。なぜなら、彼の妻は数時間前に自ら命を絶ったばかりだったのだ。リコレッティ夫人の幽霊は癒されることのない復讐への執念とともに路地を徘徊する。ホームズとワトソン、そして彼らの友人たちは、冥界からやってきた敵を相手に頭脳戦を繰り広げる。そして遂に明かされる"忌まわしき花嫁"の驚くべき真実とは…。




ドラマシリーズ大好きで鑑賞。ドラマシリーズが好きな人にとってはストーリーやら演出やらで物足りないかも。事実、観終わった後の感想がうーんやったし。

この作品まさかの劇場公開なのか。ドラマシリーズ観てないと絶対に分からない作品。しかもシーズン3とシーズン4のつなぎ的役割やから、シーズン4観る前にこれ観ないと面白くないんじゃないかな。ただ番外編やからドラマのための鑑賞はそこまで必要ないかも(笑)。

冒頭、原作の時代背景である中世時代やったから、観る作品間違えたかなと思った。しかも中盤まで全然本来の世界線に戻らないし。
後半なんて構成が完全にパラレルワールド的な視点で、しかも所々メタ的発言も入ってるからなんだこれ⁉︎と思った(笑)。まさかのシャーロックのクスリによる昏睡時の夢やったとは。特別編やから許されるけど、いきなりシリーズの途中でこんな作品来たら混乱する(笑)。

相変わらずストーリーとセリフの進みが早い(笑)。時々ついていけなくなる。特に、シャーロックは早口な上に、頭が良すぎて無駄な部分を端折るから、言ってる内容が時々見返さないと理解できない。けど、それぐらい難しくないと面白くないから逆にありがたい。

ストーリーの位置的には、シーズン3・3話のマグヌセンを殺した直後の飛行機の中での物語やね。いわゆるシーズン4の0話的な存在かな。ここから復活したと思われるモリアーティが関係するストーリーがシーズン4で展開されるのか。また正真正銘のライバルとの対峙が見れることにワクワクしてる。

この話ではあんまりシャーロックの観察眼による洞察力の描写が描かれなかったね。シャーロックの才能の中でもあれが一番好きやのに。

シャーロックどんどん心の中をモリアーティに侵されてる。シャーロックの精神の宮殿の中まで出てきてるし、しかもシャーロックの頭の中やのにモリアーティに押され気味やし。目の上のタンコブでよっぽど気になる存在なんやろうなぁ。


※ドラマシリーズの評価から相対的に採点
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