成川ジロー

イップ・マン 完結の成川ジローのレビュー・感想・評価

イップ・マン 完結(2019年製作の映画)
4.3
ありがとうドニー・イェン。ありがとうウィルソン・イップ。ありがとうイップ・マン。
スーパーティーチャーよりもよっぽどスーパーティーチャーだった。人生の師父。イップ・マンが武術を始めた初心を語るシーンが凄く好き。3で夫婦映画として完璧な終わりを見せてただけに、蛇足なのではと心配したけど、思っていたよりもちゃんとしてて良かったか。まあお話は2の焼き直しで、思想的な敵はレイシストだけど、敵の武術は1と同じ空手家で(「イエローモンキー」連呼する割には空手至上主義者でちょっと笑った。日本人と中国人の区別つかんやろ。)、空手アクション頑張っているけどアクションの技巧も3を超えることは全くできていない。でも面白かった。ドニー・イェン以外のアクションが結構多かったのも新鮮で良かった。
シリーズを振り返るラストではやっぱりちょっと泣いてしまった。同じような事したランボーでは泣かなかったのに!笑

このドニー兄貴のイップ・マンシリーズの世界線での長男の葉準とか、張天志の息子とか、もっと見たかったなと思う。ってか3の最後でチンにも武術教えるとか言ってなかったっけ!?

中盤のドニー・イェンvsウー・ユエは期待通りの素晴らしさ。地震さえ無ければ!!もっともっと長く見ていたかったな!!!
ドニー・イェンvsスコット・アドキンスも良かった!ただハートマン軍曹みたいなキャラなのに別のキャラにハートマンって名前付けるの紛らわしいからマジでやめて笑




あと、未だ無くならないアメリカの黒人差別とか見てると、この作品内のような学の無い本当に頭の悪いレイシストみたいのって沢山いるんだろうなって思えて悲しくなった。
成川ジロー

成川ジロー