宣伝でマッドマックスの名前出すのはマジでやめた方が良いと思う。マッドマックスを期待していくと確実にハードルの上げすぎでがっかりするし、個人的には全くその域に達していない映画なので、マッドマックスにも失礼なんじゃないかと思ってしまう。
こういうのって脱出確定までのノンストップアクションでどうやって緊張感を維持するかが肝だと思うんだけど、現実を舞台にしたからか、それが上手くできていなくて退屈になることが多い。テンポが悪くて緊張感が続かないのもあるし、敵にも問題があって、敵の凄腕っぽいバイクの追跡者もいまいち最後まで主人公たちを追い詰めることができていなくて、最後のバイク乗ったまま銃撃ちながら突っ込むかと思ったら降りて何の工夫も無く真正面からハンドガンで撃ち合うのも意味がわからないし、「権限が無い」とか言ってはいたけど結局軍が追跡者を一層するのも『戦狼2』の艦長の「発射ー！！！！！」と同じくらい「え？それでいいの？？？」って思わせてくれるし、あれをするならもっと早く……としか思えなくなってしまう。
アクションも特に目を見張る様な新鮮なものはなく、めちゃつまらないと言ったことでもなく、映画として中途半端な作品だと思った。
