すごい良かった。
これから先の自分の人生も捨てたものでは無いのではないだろうか。と思わせてくれる。すぐに勝ち負けの二極で物事を決めたがる昨今の社会の中、大成功も大失敗も無いこういう日々に暖かみを感じ、可愛いと思えるのが良かった。これで良い。これが良い。
木漏れ日の様に、単調と思われるかもしれない人生にも明と暗があり、酸いも甘いもあり、同じ一日なんて無いんだな。ほとんど台詞は無いけど役所広司が主人公の今まで生きてきた人生をしっかり表せてるし、ラストも表情の移り変わりでこれまでの完璧な日々を想起させて本当に凄い。
