むぎちゃ

デッド・ドント・ダイのむぎちゃのレビュー・感想・評価

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)
2.8
【無意味であることの意味】…がない!

本来映画に無意味なシーンなんてなくて、一見無駄にみえる要素も遠い歯車を動かす力になってるもんじゃん?
それはストーリー展開に限らず、例えばしょーもないギャグシーンも、キャラの説明になったり世界観を表したりさらにはその映画のテイストを明示してくれたり…ね?
ただ…いかんせんこの映画では…。

観たのは結構前なんだけど、何かを書く気力が湧きにくい映画だった…。
偉そうに言えば、要は自分には合わなかったです。

気だるげな雰囲気漂う田舎町、早々から危うい予感のするメタネタを振りまきつつ、メインのゾンビパニックが発生しだしてもそんなに盛り上がりを見せず、色んな人物を介して違う視点で同じリアクションの繰り返しが続く。
終盤、驚天動地の展開が起きるも全く活きないままとある結末を迎える。

大シュール、と言えばまだ聞こえは良いか。
出オチ100%の野暮ったい眼鏡のアダム・ドライバーや、ティルダ・スウィントンのカタナブシドーを愛せれば1,900円は決して無駄にはならないかな…?
ゼルダに「スターウォーズ、ステキな映画ね」って言われたのに微妙に口ごもるのは好き。

それにしてもインド映画以外で初めて見たな、キラキラのエフェクト…。
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