これは本当に面白かった!!!
前半はコミカルチックにテンポよく進み、後半のドキドキシーンの連続は、更にテンポに拍車がかかり、畳み掛けるようにイベントが発生。全身に力が入った状態のまま、最後までガッツリ没頭できました。
観終わったあとも、まだ頭の芯がビリビリ痺れてるような感覚。
テーマの一つは貧富の差。
随所に貧富差を表現していたが、印象的なのはインスタントラーメンに高そうな肉をゴロゴロトッピングしてるシーン。メッチャうまそうだった笑
あとはニオイだよね。
体に染み付いた日々の生活のニオイって確かにある。
人の生き様って染み付いていて、隠すことは出来てもなにかの拍子に出てくるようなもの。
どこかの記憶を辿って、自分も「何となくそんなニオイ」を嗅いでいるような錯覚に!
この作品には二人の父が出てくる。
豊かな生活を手に入れた成功者である父と、何をやっても失敗し、人生において計画することすら諦めたニートの父。
家族に貧しい思いをさせている父は、格差を見せつけられ、自分に染み付いた貧しさというニオイにも上から目線で気付かされて、自分の人生を嘆き、衝動的な行動に走ってしまったんだろうな。
もしくは他キャラの狂気も含めて、貧困層の富裕層への反乱的な意味もあったんだろうか。。