へたれ

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビューのへたれのレビュー・感想・評価

4.0
良かったとこ1 キャラの立て方
まず、主演のビーニー・フェルドスタインと、ケイトリン・デヴァーのバディ感が素晴らしく良かった。お互いのファッションを褒め合う挨拶が、野郎どものハンドシェイク並みにルーティン化されているのが見ていて気持ち良いし、どの場面でもセリフの掛け合いを聞いているのが楽しい。
一方で、他のキャラにも嫌味なところが全くないので、エンターテインメントに振り切った学園コメディとして楽しい。

良かったとこ2 懐かしさと今らしさのバランス
スーパーバッド 童貞ウォーズや、リチャード・リンクレイターのバッド・チューニングのように、シリアスにならない学園コメディとして、懐かしさを感じるぐらいの王道ストーリー。その割に人種もセクシャリティも混合だし、そうしたダイバーシティ的なものがごく当たり前に描かれているので、ルックスから受ける印象はかなり現代風。

良かったとこ3 ファンク多め
音楽をヒップホップとEDMで固めても成り立ちそうではあるけれど、あえてファンク多めな選曲が、コメディ的な雰囲気をさらに盛り立てていた。
へたれ

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