kazu1961

おとうとのkazu1961のレビュー・感想・評価

おとうと(2009年製作の映画)
3.6
▪️JPTitle :「おとうと」
ORTitle: ※※※
▪️First Release Year : 2010
▪️JP Release Date : 2010/01/30
▪️Production Country : 日本
🏆Main Awards : 第34回日本アカデミー賞
優秀作品賞、優秀監督賞、優秀脚本賞、優秀主演男優賞、優秀主演女優賞、優秀助演女優賞他
▪️Appreciation Record : 2022-105 再鑑賞
🕰Running Time : 126分
▪️Director : 山田洋次
▪️Writer : 山田洋次、平松恵美子
▪️MusicD : 冨田勲
▪️Cast : 吉永小百合、笑福亭鶴瓶、蒼井優、加瀬亮
▪️Review
最後はやっぱりおとうと哲郎(鶴瓶)のVサインに号泣でした(涙)。途中このおとうとの奔放さにイライラさせられましたが、そこは山田洋次監督、きっちりと持っていかれました。
どうしようもない厄介者だけれど笑顔をくれる弟を介して家族の絆と人間模様が、笑いと涙を織り交ぜながら描かれる山田洋次らしい作品です。オープニングの学生運動、大阪万博、1985年の阪神タイガースの優勝、昭和の良き日の映像でグイッと掴まれます。
主演を吉永小百合が務め、その弟役を笑福亭鶴瓶が好演しています。
そして、2008年に逝去した市川崑監督の『おとうと』にオマージュを捧げた作品でもあります。病に倒れた弟に姉が鍋焼きうどんを食べさせるシーン、そしてふたりがリボンで手をつないで眠るシーンがオマージュとして描かれています。

物語は。。。
東京の郊外で、夫亡きあと小さな薬局を営み、一人娘の小春を育ててきた姉・吟子。大阪で何ひとつ成し遂げないまま歳を重ねてしまった弟・鉄郎。音信不通だった彼が突然、小春の結婚式に現れます。以前も吟子の夫の十三回忌で、酔っ払い大暴れした鉄郎。今日は一滴も飲まないと約束しますが、酒を目の前にした鉄郎は我慢できず、酔っ払って大騒ぎ、披露宴を台無しにしてしまいます。激怒する身内の中、鉄郎をかばうのは吟子だけでしたが、後日、ある出来事がきっかけで、吟子は鉄郎に絶縁を言い渡してしまいます。肩を落として出ていく鉄郎の背中に不吉な予感を覚える吟子でしたが。。。

▪️Overview (映画. comより)
「十五才・学校IV」以来10年ぶりとなる山田洋次監督の現代劇で、吉永小百合と笑福亭鶴瓶が姉弟を演じる家族ドラマ。共演に蒼井優、加瀬亮。東京郊外のとある商店街で薬局を営む吟子は、夫を早くに亡くし、女手ひとつで娘の小春を育てていた。ある日、エリート医師との結婚が決まった小春の結婚式に吟子の弟・鉄郎が突然現れ、泥酔して披露宴を台無しにしてしまう。親族に責められる鉄郎をかばう吟子だったが、鉄郎の恋人だと名乗る女が借金返済を求めて吟子の薬局に現れ……。
kazu1961

kazu1961