kazuかず

パリに見出されたピアニストのkazuかずのレビュー・感想・評価

3.8

NHK BSで放送されてる『駅ピアノ・空港ピアノ・街角ピアノ』知ってますか?

自分はしょっちゅう見てるんですが、世界の公共の場に置かれているピアノ🎹を通りすがりの様々な人が弾いていくんですよね。

自分の好きな思い入れのある曲を自分の人生と重ねるように弾く姿は、けっこう感動します😊


そんな駅ピアノでの一人の若者の演奏から始まるこの映画。(フランスは、100箇所以上の駅の構内にピアノが置かれているそうな。)

若者の名はマチュー。

決して裕福ではない家庭に生まれ、幼き頃に出会った学校の音楽教師からピアノを習い、恩師が亡くなってからは我流でピアノの腕を磨いてきた。

趣味はストリートピアノ🎹

そんなある日、彼の弾く旋律に心を奪われた一人の男が、彼に目を付ける。。

インドの路地裏の少年なら『ガリーボーイ』
フランスの路地裏の少年なら本作でしょうか👐

路地裏の少年のサクセスストーリー。

この映画けっこうベタな演出のオンパレードなんですが、終盤のクライマックスは、そのベタさに心地よい涙が頬をつたいました💧

展開も早くメリハリの効いた演出で、ドラマティックかつピアノの旋律に酔いしれる1時間45分でした。
ちなみに実話ではありません。


主演のジュール・ベンシェトリ。

若い頃のマット・デイモンを彷彿とさせるイケメンですが、祖父がフランスの名優ジャン=ルイ・トランティニャンだそうです😳サラブレッド俳優ですね。

イザベル・ユペールと共演した団地群像劇『#アスファルト』でも隣に住む高校生を演じてましたね😊

これから期待の俳優になるんじゃないでしょうか。


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