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ブルーノート・レコード ジャズを超えてのQvQのレビュー・感想・評価

3.7
音楽の作り手にとって、自分の音楽を自由に、不安なくワクワクするような環境で作り上げることができるということが、どれだけ素晴らしく貴重なことなのか。
その環境を作った人たちの話は、音楽好きの端くれの端くれの私でも嬉しくなってしまうようなものでした。

ブルーノート。何となくジャズは敷居が高いような、凡人には容易にわからないようなイメージがあるけど、このドキュメンタリー観てちょっと気持ちが変わったかもです。実はそんなにとっつきにくいものでもないのかなと。いや、やってることは凄いんだけど、もっと人間的っていうのか、ハートで出来てるっていうのか。うーん、感覚でしか話せなくてすみません。汗

ブルーノートが根本では芯を貫きつつ、時代の変化にもとても柔軟だったあたりもなんか気分良く観れました。一部には抵抗もありそうなのに、ヒップホップに曲を使用するの簡単に認めちゃうあたりはやっぱすごい。それで新しい、いい音楽ができればいいっていう発想になれるっていうのがかっこいいです。

今年もいろいろあって、音楽やエンターテインメントもまた辛い一年を過ごすことになってしまったけれど、私にとって音楽は希望だし日々の生きる力になってくれるもの。それは私だけじゃない、みんなが思ってるって思います。そう、人間にとって音楽は必要不可欠!

これからも、ジャンルじゃなく本当にいい音楽を聴いていきたいです。大した耳もないし、ましてや音楽に貢献できるような力は私にはないけれど、せめてそういう欲求だけは無くさないでいたいなと思いました。ジャズもいいです。ブルーノートかっこいいです。
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