映像センスはかなり好きだ。
白を基調とした背景に、ビビッドな赤や青や紫。美しい。
カメラの構図も良い。
洋服の色、家具の色、壁の色、全てがきちんと計算されていて唸る。
食堂の椅子が緑色で、白衣が少し緑がかっているとか。
精神科医の部屋の赤みとか。
雅楽を使うのは、嫌いでは無いが少し安易な感じもする。
というか、雅楽の中でも暗めより明るめの音を使っていてそれがあまりマッチしてあないような。
この映画ならもっと不気味な暗めの方が良かったのでは。
色や映像センスは凄いが、音のセンスはあまり無いみたい。
カーテンが派手色だと、デビッドリンチを思い出す笑
ただ、脚本と演出がイマイチ。
もう少しメリハリが欲しい。
映像センスは抜群に良いだけに惜しい…