囁きのwhisper

エキゾチカの囁きのwhisperのレビュー・感想・評価

エキゾチカ(1994年製作の映画)
3.7
【渋谷TSUTAYA VHS回収】
パッケージを見て、てっきりストリップ劇場を舞台にしたエロ映画だと思っていたし、冒頭のバレエのチケット貰う流れで「あぁこの”バレエ”ってのが実はストリップの隠語で、この冴えない男がのめり込んで破滅する話か」と思ってたら全然違ったわ笑

心に闇を抱えた監査官と、その監査対象となった鳥の密輸販売者、そしてストリップの面々の思惑が絡み合う、小規模ながらしっかり面白い群像劇。
女学生風の衣装を身に纏うダンサー・クリスティーナがとにかく魅惑的で、のめり込み、手を出したくなってしまう存在としてしっかり説得力がある。

後半クラブを追放されてからは、潜入捜査モノのようなジャンルの転換もあり、飽きがこない。合間合間に入るクリスティーナが草原を歩くエピソードも、実態が分かった時の「なるほど!」という驚きがあって良い。

しかし、たった5ドルであんな長時間独占できて、しかもめちゃくちゃ身体擦り付けてくれるって、かなり良心的では?生殺しな分むしろキツいのかしら。
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